2024-03-21から1日間の記事一覧

国の指示権拡充 地方自治統制する危うさ(2024年3月21日『信濃毎日新聞』-「社説」)

国と地方自治体との関係は、上下、主従でなく「対等、協力」だと定められている。 それをなし崩しにしかねない地方自治法の改定案を、政府が今国会に提出した。 今は“非常時”なのだと国が決めれば、自治体を指示通りに動かせる条項を加えている。 国が指示権…

生活保護最多 困窮世帯に寄り添いたい(2024年3月21日『新潟日報』-「社説」)

新型コロナウイルス禍で家計が圧迫され、物価高が追い打ちをかけた。誰もが健康に暮らせるように、困窮する世帯に寄り添ったきめ細かな支援が求められる。 2023年の生活保護申請件数が現行の調査方式になった13年以降で最多になった。厚生労働省による…

女性ゼロ議会 解消へ思い切った策を(2024年3月21日『秋田魁新報』-「社説」)

県内25市町村議会のうち、鹿角市、藤里町、羽後町、東成瀬村の4議会は女性議員がまったくいない「女性ゼロ議会」となっている。このうち藤里町と羽後町の両議会は19日に町議選が告示されたが、女性の立候補は今回もなかった。 羽後町議会は2004年の…

【ヘルスリテラシー】健康長寿へ理解深めて(2024年3月21日『福島民報』-「論説」)

高齢化社会が進展する中、国民の「ヘルスリテラシー」が高まっていないとの指摘が出ている。健康に関する情報を調べ、真偽を確かめた上で適切に意思決定する能力で、健康長寿の実現には一人一人が重要性を理解する必要がある。行政や関係機関による啓発も一…

矜持の外交(2024年3月21日『福島民報』-「あぶくま抄」)

「マンガニッポン」の一つの頂点と言える。異色の大作「沈黙の艦隊」ドラマ版が動画配信され、話題を呼ぶ。国防、世界平和の重みを考えさせる ▼海上自衛隊員が、日米共同で建造した原子力潜水艦を乗っ取った。新たな世界秩序を掲げ、独立国家を名乗る。対応…

自民党裏金事件/「解体的出直し」行動で示せ(2024年3月21日『福島民友新聞』-「社説」)

派閥による裏金づくりが発覚してから初めての自民党大会が開かれた。岸田文雄首相は総裁演説で一連の事件について謝罪し、政治の信頼回復に向けて「党改革、政治改革を断行する」と述べた。 東京地検特捜部の捜査に区切りがついてから2カ月となったが、裏金…

奈良教育大付属小(2024年3月21日『しんぶん赤旗』-「主張」)

介入は明確 強制出向をやめよ 国立奈良教育大学付属小学校に対する教員出向の強要など、国による不当な政治介入が明らかになってきました。日本の教育全体にとっての重大な問題です。 同付属小は地元で、子どもたちがのびのび育ち不登校も少ない学校として知…

総裁も議員も地方も保身の自民党…石破茂の声は響かず(2024年3月21日『日刊スポーツ』-「政界地獄耳」)

★総裁選再選が視野にある首相・岸田文雄は、元幹事長・二階俊博や旧安倍派幹部らを“穏便”で“厳正”な処分にしたい考えだが、自らも処分の対象にすると言い出した。そもそも党の代表である総裁が処分されるのならば、総裁を辞すべきではないか。加えて、次期総…

介護保険制度維持への危機感(2024年3月21日『東奥日報』-「天地人」)

50代半ばになり、学生時代に読んだ文庫本の字が小さくて読みにくくなった。人生後半戦。下り坂にさしかかっている、と感じる。 下り坂と言えば、著書「おひとりさまの老後」を17年前に発表し話題を呼んだ社会学者・上野千鶴子さんの言葉を思い出す。「上りよ…

宿泊税論議 制度の根幹練り直しを(2024年3月21日『北海道新聞』-「社説」)

ホテルや旅館の宿泊客から徴収する「宿泊税」導入に向けた道の検討作業が迷走している。 19日に閉会した第1回定例道議会では与野党から「受益と負担の観点から疑問がある」などと、数々の指摘が出された。 鈴木直道知事は答弁で、宿泊税を検討してきた有識者…

米アカデミー賞 戦争を問う作品の重み(2024年3月21日『北海道新聞』-「社説」)

第96回米アカデミー賞で、米国の映画「オッペンハイマー」が作品賞など7部門を受賞した。日本では29日に全国公開される。 「原爆の父」と呼ばれたオッペンハイマー博士の伝記映画だ。第2次世界大戦中に米国の原爆開発を主導したが広島、長崎の惨状を知り戦後…

「何歳まで仕事したいか」調査、7割超が「61歳以上も働く」…年金額減らぬよう「就業時間調整」44%(2024年3月21日)

内閣府 内閣府は、「生活設計と年金に関する世論調査」の結果を発表した。何歳まで仕事をしたいか尋ねたところ、「61歳以上」と答えた人が71・1%に上った。就労期間の延長を希望する人が多い実態が浮き彫りとなった。 【一覧表】主な年金制度改正…19…

俳優・田中要次さんが愛猫語る「姉妹猫に顔をうずめる変態でありたい」(2024年3月21日『日刊ゲンダイ』)

田中要次さんと愛猫たち(提供写真) うちの猫たちは全員女である。クマコ10歳、チャイ9歳、サビ8歳の年子3匹に、末娘のグリ1歳。そして妻だから、私以外にうちに男はいない。男は私一人でたくさんなのだ。 4姉妹猫と妻に囲まれ、ハーレム状態で私がデレデレ…

真矢ミキさんの今 高学歴キャラに寄り過ぎて演技の迷子に…自分を箇条書きにして気がついたこと(2024年3月21日『日刊ゲンダイ』)

真矢ミキさん(俳優/60歳) 真矢みきさん(C)日刊ゲンダイ 拡大する 宝塚花組のトップスターに就任、退団後は俳優として活躍する真矢ミキさん。ドラマ、映画でのはつらつとしたイメージが印象的だが、逆転、転機も経験し、そのたびに気持ちを切り替えて乗…

大谷翔平の水原一平通訳がドジャース解雇…米報道 大谷資金で巨額の賭博疑惑 開幕戦翌日に衝撃(2024年3月21日)

大谷翔平と水原一平通訳(AP) エンゼルス時代から専属通訳として大谷翔平投手(29)を公私でサポートしてきた水原一平通訳(39)がドジャースを解雇されたと20日(日本時間21日)、「USAトゥデー」のボブ・ナイチンゲール記者ら複数の米メディ…

ドジャース激震!大谷の水原一平通訳解雇 賭博で借金 少なくとも6・8億円送金か「違法と知らなかった」(2024年3月21日)

23年12月の大谷ドジャース入団会見で大谷(左)の通訳をする水原通訳 18日のエキシビションゲームで戦況を見つめる(右から)水原通訳、大谷、山本(撮影・光山 貴大) ドジャースの大谷翔平投手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)が「巨額の窃盗の疑い」…

ドジャース、大谷翔平の水原一平通訳を解雇「違法賭博の疑い」(2024年3月21日『毎日新聞』)

ソウルでの開幕戦に向けて記者会見に臨むドジャースの大谷翔平選手(右)と通訳の水原一平氏=ソウル市内の高尺スカイドームで2024年3月16日午後3時2分、坂口裕彦撮影 写真一覧 米大リーグ・ドジャースが、大谷翔平選手(29)の通訳を務める水原一平氏(39)…

「パープルダンサーズ321 ブドウの実みたいに多様な個性 尊重し合える社会へ 願い込めダンス(2024年3月21日『東京新聞』)

障害の有無に関係なく多様な個性を尊重し合える「インクルーシブ」な社会へ-。そんな願いを込めたダンス動画を作るプロジェクトが進んでいる。出演者はダウン症があったり、障害があるきょうだいがいたりと、多様な背景を持つ4人の子どもたち。動画は「世界…

「失われた30年」終幕へ正念場 賃金・物価の好循環、試される持続力 日銀マイナス金利解除(2024年3月21日)

金融政策決定会合を終え、記者会見する日銀の植田和男総裁=19日、東京都中央区 日銀がマイナス金利政策を解除した。 賃金と物価がともに上がる「好循環」が強まり、2%の物価上昇目標の持続的・安定的な実現が見通せたと判断した。長引くデフレで「物価も…

自民 信頼回復に向け 党幹部全国各地で対話へ 野党 実態解明を(2024年3月21日『NHKニュース』)

派閥の政治資金パーティーをめぐる問題を受けて、自民党は、党幹部が全国を回って各地の有権者の声を聴く取り組みを22日から始め、信頼回復につなげたい考えです。これに対し野党側は、実態解明が進んでいないとして、安倍派幹部らの証人喚問などを引き続き…

島根1区補選、与野党が総力戦…茂木氏「嵐の中の船出」・岡田氏「天王山になる」(2024年3月21日『読売新聞』)

衆院3補欠選挙(4月16日告示、同28日投開票)の告示まで1か月を切り、自民、立憲民主両党の幹事長が20日、島根1区で前哨戦を本格化させた。自民党派閥の政治資金規正法違反事件後、初めての国政選挙となるため、勝敗が岸田政権の行方を左右するの…

ウソをつけない証人喚問を「のめるわけない」と拒否する自民 裏金解明にふたをしたまま処分、法改正?(2024年3月21日『東京新聞』)

自民党派閥の政治資金パーティー裏金事件に関し、岸田文雄首相が党としての処分や再発防止策の検討を表明して幕引きを急いでいる。安倍派や二階派の幹部らは衆参の政治倫理審査会で「知らない」「分からない」と繰り返し、裏金づくりの経緯は解明されていな…

水道管は復旧したのに蛇口から水が出ない 能登半島地震 修理依頼が殺到、100軒以上で2カ月待ちも(2024年3月21日『東京新聞』)

能登半島地震の被災地で、破損した水道管が復旧したにもかかわらず、民家の敷地内の配管が壊れたままで、水道が使えないケースが相次ぐ。敷地内の修理は住民自身がする必要があるが、地元業者に依頼が殺到し、順番待ちに。行政が公表する水道復旧率は、実際…

ロッシェル・カップさん「市民が反対しても無視する」 神宮外苑問題が再開発に怒る各地の人々をつなげた(2024年3月21日)

東京・明治神宮外苑地区の再開発の見直し運動がきっかけになり、各地で公園など公共空間の再開発に反対している住民団体の連絡組織「コモンズの緑を守る全国ネット」(コモンズネット)ができた。共同代表の一人で、米国人の経営コンサルタントのロッシェル…

女性医師が初の8万人超、22年末時点で全体の23・6%に…今後もさらに増加の見込み(2024年3月21日)

厚生労働省 厚生労働省は19日、2022年12月末時点の女性医師が初めて8万人を超え、現在の方法で調査を始めた1982年以降最多を更新したと発表した。大学の医学部入試で女性の受験生を不利に扱っていたことが明らかになった18年以降、不公平な対…

中国大使館で国際女性デーを祝うイベント開催 岸田裕子総理夫人「女性の交流が重要」(2024年3月21日)

岸田裕子総理夫人 中国大使館で国際女性デーを祝うイベントが開かれ、岸田総理の妻・裕子夫人が出席し、日中の関係強化のためにも女性の交流が重要だと呼びかけました。 【映像】岸田総理夫人のコメント 「女性がますます輝ける社会を目指して、日中両国の女…

雅子さま 膝をついて手を握られて…被災地で続けられる“神対応”(2024年3月21日)

18年9月、九州北部豪雨の復興状況をご視察/Copyright (C) 2024 Kobunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved. 3月22日、能登半島地震の被災地を訪問される両陛下。被災地に負担をかけないよう、石川県の輪島市、珠洲市を日帰りで見舞われるという。 【写真あり】…

内密出産の実母語る「最後まで諦めないで」 孤立した女性へ伝えたいこと(2024年3月21日『KAB熊本朝日放送』)

KABでは「内密出産」をした女性から話を聞くことができました。内密出産は、妊娠を周囲に明かせない女性が病院以外には身元を明かさず出産する仕組みで、乳児の遺棄や殺害を防ぐ目的で熊本市の慈恵病院が国内で唯一導入しています。この女性は一時はお腹…

江戸末期の医師を描いた森鷗外の『渋江抽斎(しぶえちゅうさい…(2024年3月21日『東京新聞』-「筆洗」)

江戸末期の医師を描いた森鷗外の『渋江抽斎(しぶえちゅうさい)』の中に流行病の麻疹(ましん)(はしか)に薬効があるとされた二つの葉のことが出てくる。「御柳(ぎょりゅう)の葉」と「貝多羅葉(ばいたらよう)」。民間薬として用いられ、流行時には渋…