3月22日、能登半島地震の被災地を訪問される両陛下。被災地に負担をかけないよう、石川県の輪島市、珠洲市を日帰りで見舞われるという。
両陛下はこれまでも、常に被災地にお心を寄せ、被災者を励まし続けてこられた。人々との優しさに溢れた交流を写真とともに振り返る。
【‘95年3月】 阪神淡路大震災から3日後、両陛下は元々決まっていた中東ご訪問に向かわれたが、予定を早めて帰国され、何度も被災地へ。床に膝をついて被災者とお話しされた。
【‘11年8月】 東日本大震災後、岩手県の大船渡を訪問された。沿道で出迎えた園児たちに歩み寄った雅子さまは、「元気にしてますか」と笑顔で。ある男児が「じいちゃん、ばあちゃん、死んだ」と言うと、陛下は「残念だったね。寂しくなったね」と慰められた。
【‘18年9月】 九州北部豪雨の復興状況をご視察に。仮設住宅を訪問された際、お車から降りられた雅子さまは、車椅子に座っていた女性に即座に気づき「冷たいですね、大丈夫ですか」「長生きしてくださいね」と手を握ってお声がけを。陛下も包み込むように手を重ねられた。
【‘19年12月】 台風19号などで被害を受けた宮城県、福島県をご訪問。両陛下は両県で、懇談を予定していた代表者9人と話し終えたあとも、時間ギリギリまで人々に声をかけ続けた。近所の人を助けられなかったという住民の話に、雅子さまは目を潤ませられた。
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