2024-03-10から1日間の記事一覧

ガザ人道危機 即時停戦し飢餓救済を(2024年3月10日『北海道新聞』-「社説」)

パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの衝突は、発生から5カ月が過ぎた。 イスラエル軍はガザの住民に激しい攻撃を続けており、死者は3万人を超えた。犠牲者の大半は子どもや女性である。約220万人の住民は逃げる場所がなく、支援物資の…

戦闘機の輸出 国会軽視の決定危うい(2024年3月10日『北海道新聞』-「社説」)

自民、公明両党は、日本が英国、イタリアと共同開発する次期戦闘機について、日本の第三国輸出を認める方向で調整に入った。 輸出対象を次期戦闘機に絞り、戦闘している国を輸出先から外すなどの歯止め策を講じた上で、月内にも合意する見通しという。 公明…

東日本大震災の発生から13年 あなたの思いを書きませんか #知り続ける(2024年3月10日)

写真:ロイター/アフロ 東日本大震災から3月11日で13年が経ちます。 インフラなどの整備が着実に進む被災地もある一方で、福島県を中心におよそ3万人が今なお避難生活を余儀なくされるなど、震災の影響は色濃く残っています。 昨年は福島第一原発の事故で発…

「このままでは続けられない」 震災語り部 資金難と高齢化に危機感(2024年3月10日『毎日新聞』)

大量のがれきで埋め尽くされた土地の写真を手に説明する釘子明さん=岩手県陸前高田市で2014年11月28日、釘子明さん提供 写真一覧 東日本大震災の悲劇を繰り返すまいと、被災地では語り部たちが教訓の伝承に取り組んできた。1月の能登半島地震など全国で自然…

袴田巌さん88歳に…支援者からのプレゼントはシャツと爪切り 再審公判続く…次回は法医学者らの証人尋問 浜松市(2024年3月10日『静岡朝日放送)

いわゆる「袴田事件」で、再審・やり直しの裁判が続いている袴田巌さんが10日、88歳の誕生日を迎えました。 支援者たち「ハッピーバースデートゥーユー。おめでとうございます」 88歳の誕生日を迎えた袴田巌さん。 浜松市内の自宅では、姉のひで子さん…

自民党会合『ダンサーに口移しでチップ』問題、杉村太蔵が嘆き「もう、どうしようもない」「僕が例えば…」(2024年3月10日)

杉村太蔵 元衆院議員で“薄口政治評論家”として活動するタレントの杉村太蔵が10日のTBS系情報バラエティ「サンデージャポン」に出演。自民党の会合で参加者がダンサーに“口移しでチップ”を渡したとされる問題で、杉村は「どうしようもない」と嘆いた。 出席し…

自民セクシーダンサー懇親会、女性局不倫に続く不祥事にネット「お盛んですね」「また岩手ですか」(2024年3月10日) 3/10(日) 15:5

「令和5年 自民党青年部・青年局近畿ブロック会議」であいさつする青年局の藤原崇局長(衆院岩手3区)、左は中曽根康隆局長代理(衆院群馬1区)=川畑哲哉・和歌山県議公式インスタグラム(@t2ykawabata)から 自民党和歌山県連が主催し、党青年局幹部や近畿の…

父が「70歳」を超えても働いています。「年金だけじゃ暮らせない」と言っていますが、真面目に働いても老後は大変なのでしょうか? 父は普通のサラリーマンだったと思います(2024年3月10日)

父が「70歳」を超えても働いています。「年金だけじゃ暮らせない」と言っていますが、真面目に働いても老後は大変なのでしょうか? 父は普通のサラリーマンだったと思います 親が定年退職を迎え、さらに70歳を超えても働き続けているという家庭は、近年では…

「福島第一原発事故」の「緊急記者会見」を遮った「東京電力社員の怒声」の衝撃的な内容(2024年3月10日)

写真提供: 現代ビジネス 東日本壊滅はなぜ免れたのか? 取材期間13年、のべ1500人以上の関係者取材で浮かび上がった衝撃的な事故の真相。他の追随を許さない圧倒的な情報量と貴重な写真資料を収録した、単行本『福島第一原発事故の「真実」』は、2022年「科…

加藤綾菜さんが学ぶ》要介護にならずに健康寿命を伸ばす!「フレイル」予防に実践したい簡単トレーニング 3/10(日) 11:00配信 加藤茶さんのサポートを続ける加藤綾菜さん(Ph/『加藤家の食卓 医師と栄養士の先生に長生きする食事の作り方を習いに行ってきた…

橋下徹氏、セクシーダンサー懇親会めぐる自民党の釈明に怒り「この言い訳何ですか」「腹が立つ」(2024年3月10日)

橋下徹氏(2018年6月撮影) 大阪府知事や大阪市長を務めた弁護士の橋下徹氏は10日、フジテレビ系「日曜報道 THE PRIME」(日曜午前7時30分)に出演し、自民党青年局近畿ブロック会議後の懇親会に、露出度の高いセクシー衣装を着た複数の女性ダンサーが招かれ…

話題の“電気がいらない”炊飯器。新聞紙と火だけでごはんが炊ける? 開発背景を聞いた(2024年3月10日)

魔法のかまどごはん 能登半島地震の直後、停電中でもごはんが炊ける炊飯器がX(旧Twitter)上で話題になった。 【動画】新聞紙でどうやって米を炊く…? 動画はこちらから タイガー魔法瓶の炊飯器「魔法のかまどごはん」だ。 米と水以外に必要なものは、「新…

陸自ヘリ宮古島沖墜落、事故調査委「原因特定できず」…近く報告書公表へ(2024年3月10日)

陸自の「UH60JA」=陸自のホームページから 陸上自衛隊の隊員10人が搭乗した多用途ヘリコプター「UH60JA」が昨年4月、沖縄県・宮古島沖で墜落した事故で、陸自の航空事故調査委員会が墜落に至った直接的な原因を特定できないと結論づけたこと…

教育から相続まで、顧客の「人生に貢献」 岡三証券グループ・新芝宏之社長<じっくりトーク>(2024年3月10日『東京新聞』)

本年度で創業から100周年を迎えた準大手証券の岡三証券グループ(中央区)。次の100年を見据えて「顧客の人生に貢献する」との理念を掲げ、金融資産の形成・運用から相続まで、生涯を意識したアドバイスに注力する経営へと軸足を移している。新芝宏之社長(6…

今【動画】(2024年3月10日『東京新聞』)

東京電力福島第1原発事故から間もなく13年。リスクの高い使用済み核燃料を地上に移送する準備が進むなど事故収束作業は前進しているものの、壊れた原子炉に近くなるほど現場の作業環境が厳しくなってきました。周辺の被災地では、避難指示解除を解除した地域…

青森・六ケ所村の核燃料再処理工場、27回目の完成延期が確実 「サイクル政策」破綻で各原発内長期保管が常態化(2024年3月10日『東京新聞』)

原発から出る使用済み核燃料の再処理工場(青森県六ケ所村)は、27回目の完成延期が確実となっている。原子力規制委員会の審査が進まず、「2024年度上期(9月まで)のできるだけ早い時期」とする原燃の目標は達成が困難な状況。使用済み核燃料の受け入れの見…

「福島を見て!と怒りを込めて歌いたい」子どもたちが浪江町訪問 原発事故テーマに4月、ミュージカル公演(2024年3月10日『東京新聞』)

きゃっきゃ騒いでいた子どもたちの表情が変わったのは、天井や床が抜け、足を踏み入れることができない台所や居間を見た時だった。原発事故をテーマにしたミュージカルの出演者らが、福島県浪江町の山あいにある津島地区の三瓶春江さん(64)の家を訪れ、そ…

強まる中止、延期、縮小の声…それでも突貫工事の大阪・関西万博 能登復興に影響は? 業界と政府に認識ズレ(2024年3月10日『東京新聞』)

2025年大阪・関西万博の開幕まで400日を切り、会場予定地では突貫工事が続く。だが、会場整備が能登半島地震の復旧・復興に支障を来す懸念もあり、世論調査で中止や延期、規模縮小が必要だとする意見は7割を超える。政府は、復興への悪影響は確認されないと…

<政治まんが>「最後まで行けるかな」 佐藤正明傑作選「一笑両断」発売中(2024年3月10日『東京新聞』)

「最後まで行けるかな」佐藤正明 東京新聞では、基本的に毎週水曜日と日曜日の朝刊で、日本漫画家協会賞を受賞した漫画家・佐藤正明さんの政治まんがを掲載しています。国内外の政治の現状を鋭く、かつユーモアたっぷりに切り取った本紙の名物コーナー。傑作…

人は恐怖や絶望を前にしても笑ってしまうものらしい。奇妙な笑…(2024年3月10日『東京新聞』-「筆洗」)

人は恐怖や絶望を前にしても笑ってしまうものらしい。奇妙な笑いについて作家の内田百閒が『東京焼盡(しょうじん)』の中に書いている。東京大空襲の夜のことである ▼火の手の明るさで逃げていく人の顔がはっきり見えたそうだ。みんな平気そうな顔で「声も…

3・11から13年 いつか来た道 通る道(2024年3月10日『東京新聞』-「社説」)

元日に能登半島を襲った地震から4日後の深夜。長野市生活環境課の係長、梨本正彦さん(42)は12時間をかけ、ようやく石川県珠洲市に到着しました。その日朝、長野市役所を出発し、単身、大渋滞が続く半島の先端を車で目指したのでした。 ◆災害ごみスペシャリ…

ふつうに難しい「普通」(2024年3月10日『産経新聞』-「産経抄」)

貧しい小説家の「僕」は旧知の名家に招かれ、つい酒を過ごす。酔いざましにと蜆(しじみ)汁に手を伸ばし…。太宰治の掌編『水仙』である。貝の肉をほじくる僕に、先方の夫人は驚く。「そんなもの食べて、なんともありません?」。 ▼<純粋な驚きの声>に、僕…

コロナ公費終了へ 感染の監視と備え怠るな(2024年3月10日『産経新聞』-「主張」)

新型コロナウイルスワクチン=2022年9月、東京都港区 新型コロナウイルスの治療や病床確保における公費支援が3月末に終了する。厚生労働省が全国の自治体に通知した。 新型コロナの治療費は当初全額公費負担だった。政府は感染症法上の位置づけを5類…

沖縄の陸自訓練場 撤回要求は抑止力損なう(2024年3月10日『産経新聞』-「主張」)

新設される陸自訓練場の候補地となっているゴルフ場跡地=2月29日、沖縄県うるま市(大竹直樹撮影) 沖縄県うるま市のゴルフ場跡地に陸上自衛隊の訓練場を整備する計画を巡り、県側の反発が強まっている。 玉城デニー知事が反対しているほか、県議会も政…

文理融合教育をイノベーションの糧に(2024年3月10日『日本経済新聞』-「社説」)

東京大学は文理融合の5年制新課程を創設する(本郷キャンパスの安田講堂) 東京大学がユニークな教育課程を2027年秋から始める。学部(4年)と大学院修士課程(1年)にまたがる5年制で、文系・理系の枠にとらわれず学べる。気候変動や生物多様性など地球規模…

ドラッグストア統合が問う流通変革(2024年3月10日『日本経済新聞』-「社説」)

手を取り合う(左から)イオンの吉田昭夫社長、ツルハの鶴羽順社長、ウエルシアの松本忠久社長=2月28日午後、札幌市 ドラッグストア最大手のウエルシアホールディングス(HD)とツルハHDが経営統合への協議を始める。売上高が2兆円を超す巨大チェーンが誕生…

日本の文化芸術 世界に挑む若手を育成したい(2024年3月10日『読売新聞』-「社説」)

日本の漫画やアニメ、音楽は海外にもファンが多く、今後さらに成長が見込める分野だ。魅力と発信力を一層高めるためには、若手の育成に力を入れる必要がある。 海外での活躍を目指す若手の漫画家や音楽家らを育てようと、文化庁は、独立行政法人「日本芸術文…

医師の働き方 国は過重な負担を放置するな(2024年3月10日『読売新聞』-「社説」)

勤務医の過酷な長時間労働によって医療体制が維持されている現状は、健全とは言えない。各医療機関が働き方改革に取り組むとともに、国は指導を強化することが重要だ。 4月から、勤務医の残業時間を規制する「医師の働き方改革」が始まる。2019年に施行…

北海道別海町は…(2024年3月10日『毎日新聞』-「余録」)

雪の中を駆ける別海の選手たち=北海道別海町で2024年1月27日、貝塚太一撮影 室内練習場となっている農業用ビニールハウス内でストレッチする別海の選手たち=北海道別海町で2024年1月27日、貝塚太一撮影 北海道別海(べつかい)町は、オホーツク海に面した…

高齢化進む空襲被害者 国の責任で救済を早急に(2024年3月10日『毎日新聞』-「社説」)

東京大空襲で焼け野原になった市街地(隅田川西岸の浜町、新大橋方面)=1945年撮影 79年前の3月10日、東京の下町に米軍機が大量の焼夷(しょうい)弾を落とし、約10万人が死亡した。東京大空襲である。 東京は太平洋戦争中に100回以上の空襲を受けた。体験…