袴田巌さん88歳に…支援者からのプレゼントはシャツと爪切り 再審公判続く…次回は法医学者らの証人尋問 浜松市(2024年3月10日『静岡朝日放送)

【関連記事】

 

「年はとらない」袴田巌さん88歳に 花束やケーキで支援者らがお祝い(2024年3月10日)



1966年に静岡県で一家4人が殺害された事件で、裁判のやり直しが行われている袴田巌さんが3月10日、88歳の誕生日を迎えました。

1966年に旧清水市で一家4人が殺害された事件で死刑が確定した袴田巌さんのやり直しの裁判は去年10月から始まりました。審理が続く中、10日、袴田さんは88歳の誕生日を迎え、支援者から花束やケーキで祝福を受けました。

袴田巌さん
「年はとらないということだね。健康のために動いていることは動いているんだね」

姉・袴田ひで子さん
「100歳までとは言わんが、元気で長生きしてほしいと思う」

袴田さんの再審公判は3月25日から3日連続で開かれる予定です。

 

再審公判中の袴田巌さん88歳に 姉「100までは生きて」(2024年3月10日『共同通信』)

 1966年に静岡県の一家4人が殺害された事件で死刑が確定し、再審公判中の袴田巌さんが10日、88歳の誕生日を迎えた。支援者らが浜松市内の自宅で祝い、姉ひで子さん(91)は「拘置所から出て10年。100までは生きてほしい」と弟の長寿を祈った。

 支援者から袴田さんが好きな赤色の花や爪切り、緑色のシャツがプレゼントされた。袴田さんは「(シャツは)毎日の生活で着ていく。自動車で出る時」と満足げな表情を見せた。午後には実際に着用して日課のドライブに出かけた。

 年内に判決が出るとの見通しもあり、ひで子さんは「あと半年で決着。無罪であることだけは確信している」と気丈に話した。