元衆院議員で“薄口政治評論家”として活動するタレントの杉村太蔵が10日のTBS系情報バラエティ「サンデージャポン」に出演。自民党の会合で参加者がダンサーに“口移しでチップ”を渡したとされる問題で、杉村は「どうしようもない」と嘆いた。
出席した党青年局の藤原崇局長と中曽根康隆局長代理が辞任したものの、杉村は自らの過去の行いを交えつつ声を荒げた。
他の出演者からも、怒りをふくんだ厳しい声が相次いだ。
番組では、2023年11月に自民党和歌山県連が主催し、近畿地方の若手議員らが参加した会議後の懇親会について特集。露出の多い服をまとった複数の女性ダンサーが会場に招かれ、参加者が口移しでチップを渡す場面などがあったという「不適切会合」を報じた。
TBS政治部デスクは、「今後、映像が出てくる可能性がある。なので(記者対応の)歯切れが悪かった」と分析。出演した岸博幸さんは、公費が使われていないという“言い訳”に対し「国民をなめ腐ってますよ。公費が使われなかったらいいのかってことですね。企業の寄付金や党員の会費が使われている。企業側も怒るべき。去年は政治資金問題で検察が動いているという報道が出ていた時期、そのタイミングでこんな緊張感のないことを平気でやることが理解できない」と述べた。
杉村は、「もう、どうしようもない」とあきれ顔。さらに「僕が例えば『料亭に行ってみたい』と言っただけで、全国民の前で謝罪会見ですよ!国民に違法な行為ではないけど、不信感を招く行為は絶対にやってはいけないということを叩き込まれた。そういうのがない」と語気を強めて語った。