2024-02-28から1日間の記事一覧

指定鳥獣にクマ/生息状況の実態把握を急げ(2024年2月28日『福島民友新聞』-「社説」)

クマとの共生に向け、保護と管理のバランスを的確に保っていくことが大切だ。 クマによる被害が多発していることを受け、政府は4月にも本州のツキノワグマと北海道のヒグマを鳥獣保護法に基づく「指定管理鳥獣」に追加する方針を決めた。 指定管理鳥獣は、…

株価最高値更新 生活向上の実感乏しい(2024年2月28日『秋田魁新報』-「社説」)

東京株式市場の日経平均株価が、バブル期につけた史上最高値を約34年ぶりに更新した。ただ足元では景気の柱である消費の不振が続いており、株価が日本経済の実態を反映しているかは定かではない。経済成長が確かなものとなり、生活が上向いたと国民が実感…

マルハラスメント(2024年2月28日『秋田魁新報』-「北斗星」)

LINE(ライン)など通信アプリで送られた文の末尾に「。」(句点)が付いていることに威圧感を覚える若者が少なくないという。「了解です。」「連絡ください。」「お疲れさまです。」などだ。送り主は主に中高年。マルハラスメント、略してマルハラと呼…

株価最高値更新 生活向上の実感乏しい(2024年2月28日『秋田魁新報』-「社説」)

東京株式市場の日経平均株価が、バブル期につけた史上最高値を約34年ぶりに更新した。ただ足元では景気の柱である消費の不振が続いており、株価が日本経済の実態を反映しているかは定かではない。経済成長が確かなものとなり、生活が上向いたと国民が実感…

「過度な飲酒」(2024年2月28日『東奥日報』-「天地人」)

二十数年前、県警で変死体取り扱い状況を取材していた際、刑事がぽつりと語った。いわゆる孤独死の現場となった居宅や居室を調べると「空になった焼酎の大容量ペットボトルを何本も見掛けることが多い」というのだ。 亡くなった人が生前、黙々と酒杯をあおっ…

深刻な職場での「いじめ・嫌がらせ」…今後、「もっと増える」と予想されるワケ【中央大学法学部教授が警鐘】(2024年2月28日)

深刻な職場での「いじめ・嫌がらせ」…今後、「もっと増える」と予想されるワケ【中央大学法学部教授が警鐘】 全国にある労働相談窓口では、職場での嫌がらせ、いじめについての相談が急増しています。本記事では、中央大学法学部教授である遠藤研一郎氏の著…

林官房長官「前例のない規模で少子化対策の強化に取り組んでいく」出生数8年連続減で過去最少にコメント(2024年2月28日)

林官房長官 厚生労働省が、2023年の1年間の出生数が75万8631人と8年連続で減少し過去最少だったと発表したことを受け、林官房長官は27日の会見で「少子化の進行は危機的な状況。前例のない規模で少子化対策の強化に取り組んでいく」と今後の方針を述べた。 …

『お別れホスピタル』が誠実に向き合った生と死 豊かな“風”は実写化だからこその表現に(2024年2月28日)

『お別れホスピタル』写真提供=NHK 人はいつか必ず死ぬ。おぎゃぁと生まれたその日から、すでに死へのカウントダウンが始まっている。2月24日に最終回を迎えた『お別れホスピタル』(NHK総合)はそうした「当たり前」の、けれど誰しもが目を背けたがる「真…

学校の生理用品 生徒の声聴き実証実験を(2024年2月28日『山陽新聞』-「社説」)

岡山県内の公立高校の女子トイレにトイレットペーパーと同じように生理用品を設置してほしい―。高校生の活動が実り、県内の一部の高校で実証実験が行われている。 3人は岡山市立後楽館高の3年生。2022年に山陽新聞社が開催した高校生大討論会に参加し…

上川外相の容姿をディスり大炎上…"キングメーカー"麻生太郎副総裁が「権力にしがみつく」ある事情(2024年2月28日)

登院する麻生氏。ド派手なファッションセンスは健在だが、以前に比べ、肌ツヤは失われているように見える 昭和の″コンプラ一発アウト″おっさんが大暴れするドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)が面白いと話題だが、麻生太郎副総裁(83)の不適切発言…

雅子さま 天皇陛下に「毎日の晩酌を控えて」と勧められ…ご即位前から続く“健康ケア”(2024年2月28日)

2023年11月14日、「コスモス国際賞」記念シンポジウムに出席された両陛下/Copyright (C) 2024 Kobunsha Co.,Ltd. All Rights Reserved. 2月23日の64歳のお誕生日に先立ち、天皇陛下は記者会見に臨まれていた。“雅子さまに贈られたい言葉があればお教え…

舌打ちを繰り返していた「岸田首相」 心が折れるのは「4月28日」説(2024年2月28日)

足元をすくわれる案件がどんどん 岸田首相 能登半島地震や自民党派閥の裏金問題への対応について、国民からなかなか評価を得られない岸田文雄首相。ここ最近は舌打ちを繰り返すシーンが見られるようで、「心が折れるタイミング」に注目が集まっているという…

日東駒専 今年の受験者数に大異変 関係者は「ある意味、事件といっていいでしょう」(2024年2月28日)

東洋大学白山キャンパス(江戸村のとくぞう, CC BY-SA 4.0 , via Wikimedia Commons) 2月25日、日本大学がこの時点での入学志願者数を発表した。4年制大学(夜間部を含まず)の累計は7万5131人。昨年(最終数)の9万8057人から実に2万2926人も減少した。 【…

PTA未加入で卒業記念品なし 「ほしいなら実費払って」は是か非か(2024年2月28日)

PTA未加入の家庭の子には卒業記念品が贈呈されない事例があるようだ=ゲッティ(写真はイメージ) 近年、この時期にSNS(ネット交流サービス)で話題となるのが、卒業生に贈られるPTAの記念品の問題です。PTAに加入していないため記念品をもらえない子がいる…

「セクシー田中さん」原作者を追い詰めたSNSの“安直な正義感” 当事者以外が善悪をジャッジする危険性(2024年2月28日)

ドラマ「セクシー田中さん」公式Xより ネット空間における「炎上騒動」は日常茶飯事でも、尊い命が失われたとなれば看過できない一大事だ。誰もがスマホ片手に野次馬となれる時代。悪気なく発信した一言が、見ず知らずの人を極限にまで追い詰めてしまう。そ…

政倫審への全面協力以外に国民の納得はない 自民党内には楽観論(2024年2月28日『日刊スポーツ』-「政界地獄耳」)

★26日の衆院予算委員会で首相・岸田文雄に対して、立憲民主党の元首相・野田佳彦は「(政治とカネの)説明責任を果たすというなら、政治倫理審査会は完全公開が当然」と詰め寄ったが、「国会が判断すること」とかわした。一方、同党・城井崇が首相に「納税者…

出自を知る権利 時代に合った法整備急げ(2024年2月28日『中国新聞』-「社説」)

生殖補助医療の在り方を考える超党派の議員連盟が、第三者の精子や卵子を使った不妊治療に関する新法のたたき台修正案をまとめた。各党の合意を得て、今国会に法案提出を目指す方針という。 生まれた子どもが遺伝上の親を知る「出自を知る権利」を重視し、子…

死ぬのが怖い(2024年2月28日『山陽新聞』-「滴一滴」)

せっかく梅のつぼみがほころんだのに、ここ数日は寒さがぶり返している。東北は記録的な大雪とか。季節は行きつ戻りつしながらゆっくり歩を進めているらしい ▼紅白の梅、これから咲く桃や桜と、枯れた景色が装いを変えていくさまは何回見ても飽きることがな…

裁判官の〝人権〟を守るため…報復におわす「捨てぜりふ」には1・5倍くらいの追加刑罰でもよいのでは?(2024年2月28日『サンケイスポーツ』-「甘口辛口」)

石橋和歩被告 ■2月28日 「オレが出るまで待っとけよ」とは恐ろしい。26日、東京地裁での差し戻し控訴審で石橋和歩被告(32)が裁判官らに吐いた捨てぜりふだ。神奈川県の東名高速で一家4人が乗ったワゴン車をあおり運転で停止させ、後続トラックの追…

ブロッコリーの大躍進(2024年2月28日『宮崎日日新聞』-「くろしろ」)

ブロッコリーは食卓に欠かせない野菜だ。しかし漫画家で食のエッセーが豊富な東海林さだおさんの「シウマイの丸かじり」という本に「ブロッコリーはなぜ暗いか」という一文があって、随分と手厳しい。 まず「一体植物のどの部分なのか」「分かりにくい野菜」…

株価(2024年2月28日)

株価の高値に思う(2024年2月28日『佐賀新聞』-「有明抄」 大学卒業を3カ月後に控えた1986年12月、1学年上の先輩に偶然出会った。大手証券会社に就職したその先輩は、入社1年目の冬のボーナスで100万円をもらったという ◆株の話にもなっ…

キッチンカーと被災地支援(2024年2月28日『山陰中央新報』-「明窓」)

キッチンカーで能登半島地震の被災者にボルシチを振る舞うウクライナ女性(右)=5日、石川県珠洲市 勤務先の東京都内で3連休唯一、晴れ間がのぞいた24日。代々木公園であった全国各地の魚介グルメが堪能できるイベント「魚ジャパンフェス」に出かけた▼…

被爆門柱の謎(2024年2月28日『中国新聞』-「天風録」)

かつて広島市にあった日本最古の私立美術館をご存じだろうか。縮景園内に旧広島藩最後の藩主浅野長勲(ながこと)が設けた観古館(かんこかん)である。瀟洒(しょうしゃ)な館は原爆で焼失したが、石でできた門柱は耐えた。今は広島県三次市の塩町中に立つ …

成年後見の改革 誰もが使いやすい制度に(2024年2月28日『西日本新聞』-「社説」)

認知症や知的障害、精神障害のある人が安心して暮らすために、成年後見は必要な制度である。 判断能力が十分でないと、預貯金の引き出しや行政手続き、福祉サービスの利用契約ができない場合がある。そこで本人の代わりに手続きをして、権利と財産を守るのが…

【使途「不透明化」】規正法改正は不可欠だ(2024年2月28日『高知新聞』-「社説」)

また新たな政治とカネ問題が浮上した。自民党の茂木敏充幹事長と棚橋泰文元国家公安委員長の「国会議員関係政治団体」が2020~22年、支出の公開基準が緩い「その他の政治団体」である後援会に巨額の資金を流し、使途の詳細がほぼ分からなくなる処理を…

政倫審、土壇場になって28日開催が見送りに…渋る自民党の狙いを読み解くと浮かぶ「やってる感」(2024年2月28日『東京新聞』)

自民党派閥の政治資金パーティーの裏金事件を受けた衆議院政治倫理審査会(政倫審)を巡って、与野党の協議が難航している。28、29日開催で調整していたが、27日午後になって条件が折り合わず、一転見送りとなった。 政治に詳しいジャーナリストの鈴木哲夫さ…

<政治まんが>「公開 非公開 折衷案」 佐藤正明傑作選「一笑両断」発売中(2024年2月28日『東京新聞』)

「公開 非公開 折衷案」 佐藤正明 東京新聞では、基本的に毎週水曜日と日曜日の朝刊で、日本漫画家協会賞を受賞した漫画家・佐藤正明さんの政治まんがを掲載しています。国内外の政治の現状を鋭く、かつユーモアたっぷりに切り取った本紙の名物コーナー。傑…

半導体(2024年2月28日)

ハンドータイ狂騒曲(2024年2月28日『高知新聞』-「小社会」) 1986年、今の香南市に三菱電機の半導体工場ができた時、県内の高揚感はすごかったようだ。本紙には、「祝賀一色」の式典に「底抜けに明るい顔」が並んだとある。それはそうだろう。…

仲本工事さん妻の三代純歌、出版社3社に名誉毀損訴訟 「鬼妻」などの報道を事実無根と主張(2024年2月28日『日刊スポーツ』』)

会見に臨み、涙ぐむ三代純歌(撮影・足立雅史) 22年10月に交通事故に遭い81歳で亡くなったザ・ドリフターズ仲本工事さんの妻で歌手の三代純歌(55)が27日、都内で会見を開き、出版社3社に名誉を毀損(きそん)されたとして、計8250万円の金銭賠償を求める…

【使途「不透明化」】規正法改正は不可欠だ(2024年2月28日『高知新聞』-「社説」)

また新たな政治とカネ問題が浮上した。自民党の茂木敏充幹事長と棚橋泰文元国家公安委員長の「国会議員関係政治団体」が2020~22年、支出の公開基準が緩い「その他の政治団体」である後援会に巨額の資金を流し、使途の詳細がほぼ分からなくなる処理を…