昭和の″コンプラ一発アウト″おっさんが大暴れするドラマ『不適切にもほどがある!』(TBS系)が面白いと話題だが、麻生太郎副総裁(83)の不適切発言はひんしゅくを買うだけだった。
ファッションセンスは健在だが…不適切発言で大炎上の麻生太郎副総裁【写真】
上川(かみかわ)陽子外相(70)を「おばさん」呼ばわりしたばかりか「そんなに美しい方とは言わない」と容姿までディスり、大炎上したのだ。自民党ベテラン議員の秘書が語る。
「名前を『カミムラ』と間違えた時点で上川氏を評価しているとは思えない。自身が総理を務めていた時に率先して『麻生おろし』を行った石破茂(67)氏が総理総裁になるのが嫌で、あえて上川氏を担ぐ動きを見せて牽制したのでしょう」 次の総理も俺の思惑次第――とアピールしたつもりだったのだろう。
だが、岸田首相は麻生氏に相談なく派閥解消を宣言。党内で影響力が低下していることへの焦りもあったのかもしれない。
「麻生氏は自身の派閥の存続を明言しました。しかし、いま麻生氏が引退してしまうと派内の足並みが揃わなくなり、多くの議員が途方に暮れる可能性があります。後継者の当選が確実ではないのも大きいでしょう。長男の将豊(まさひろ)氏の評判は、地元・福岡でも芳(かんば)しくないといいます。自分が引退したら麻生家が議席を失いかねないという懸念もあり、辞めるに辞められない状況なのです」(同前) ストール&ハットとファッションはド派手だが、権力にしがみつく落ち目のキングメーカーにオーラはない。
『FRIDAY』2024年3月1・8日合併号より
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