仲本工事さん妻の三代純歌、出版社3社に名誉毀損訴訟 「鬼妻」などの報道を事実無根と主張(2024年2月28日『日刊スポーツ』』)

会見に臨み、涙ぐむ三代純歌(撮影・足立雅史)

 

 22年10月に交通事故に遭い81歳で亡くなったザ・ドリフターズ仲本工事さんの妻で歌手の三代純歌(55)が27日、都内で会見を開き、出版社3社に名誉を毀損(きそん)されたとして、計8250万円の金銭賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしたことを明らかにした。

 「モンスター妻」「鬼妻」などの報道や、戒名料を着服しようと相談したなどと書かれたことに対し、事実無根と主張。仲本さんの事故について「家に記者が来たので(仲本さんに)伝えたら『俺が言ってやるよ、純歌はなにも言わなくていいから、俺が守ってやる』と言って来ている途中だった」と明かした。「週刊新潮」を発行する新潮社には2200万円、「女性自身」を発行する光文社には4400万円、「週刊女性」を発行する主婦と生活社には1650万円をそれぞれ請求した。

 

ドリフ仲本工事さん妻「週刊誌の報道で名誉毀損された」 発行元3社を提訴(2024年2月27日『産経新聞』)

提訴後に記者会見する故仲本工事さんの妻の三代純歌さん。左は喜田村洋一弁護士=27日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 

 「ザ・ドリフターズ」で活躍した故仲本工事さんの妻で歌手の三代純歌さん(55)が27日、「週刊新潮」「女性自身」「週刊女性」の事実に反する記事で名誉を毀損されたとして、発行元の3社に損害賠償を求め、東京地裁に提訴した。

 仲本さんは2022年10月、交通事故で急逝。訴状などによると、三代さんらが戒名料を着服しようと相談していたとの記事、仲本さんを3千万円の生命保険に加入させようとしたとの記事など、計8本が事実ではないとしている。「モンスター妻」や「鬼妻」と表現した記事もあった。

 東京都内で記者会見した三代さんは「記事がインターネットで拡散され、当時は生きる自信がなくなった」と語った。

 週刊新潮編集部は「訴状は届いていないが、記事には十分な自信を持っている」、主婦と生活社は「訴状が届いていないのでコメントできない」としている。光文社は27日中のコメントは難しいとした。