佐賀県立ろう学校の生徒たちの手作り製品の販売会(2024年2月27日『NHKニュース』)

県立ろう学校の生徒たちが作った、布製品や木工製品の販売会が佐賀市で開かれ、手話や筆談などを使った商品の販売を体験しました。

この販売会は、佐賀市の県立ろう学校が、聴覚障害がある生徒たちに耳が聞こえる人とのコミュニケーションを実践してもらうとともに地域の人たちに聴覚障害への理解を深めてもらおうと、毎年、開かれています。

27日は、佐賀市内のスーパーに設けられた会場で、高等部の産業工芸科と被服科の6人の生徒たちが、1年かけて作った布製品や木工製品を販売しました。

会場にはポーチやポシェットのほか、木のイスやおもちゃなど合わせて80種類、750点余りが用意され、生徒たちは、訪れた人たちに金額を電卓などを使って示したり、手話で「ありがとう」と伝えたりしながら商品を販売していました。

高等部2年産業工芸科の野口稜介さんは「お客さんが喜ぶものがたくさん売れたらいいと思って頑張ってきた。販売会の経験を将来の就職に役立てたい」と話していました。

 

”社会で働く意識高めて”ろう学校生徒が校外販売会 木工製品や手作り小物など750点(2024年2月27日『佐賀テレビ』)

この販売会は、生徒たちの就労意識を高めるとともに地域の人たちに学校や聴覚障害への理解を深めてもらおうと、県立ろう学校が毎年開いているものです。
27日は高等部の産業工芸科と被服科の1、2年生あわせて6人が授業で作ったいすや机といった木工製品のほか、巾着やポーチなどの布製品約80種類750点を超える商品を販売しました。
販売会は佐賀市のスーパーで開かれましたが、生徒たちは主婦など、訪れる客層に合わせ日常で使える商品を考えたということです。
27日の売上は今後の材料費などにあてられます。

【県立ろう学校産業工芸科2年 野口稜介さん】
「お客さんが喜んでくれそうなものをたくさん売れたらいいなと思い作った。きょうの販売会で経験したことを生かして、将来就職したときに役立てられれば」

県立ろう学校高等部では半数程度が卒業後に就職するほか、進学する生徒もいるということです。