日本大の常務理事を今年1月に辞任した精神科医の和田秀樹さんが25日、東京・神保町の書店であったイベントで、日大改革について語り、理事長の作家林真理子さんについて「本質的な体質改善が必要。外部の声を聞くべきだ」と注文を付けた。(榎本哲也)
◆発表は「一身上の都合」だったが…
著書「さらば日大!」(ブックマン社)の出版記念イベント。20年以上の親交がある林さんから依頼されて常務理事になったという和田さんが辞任した際、日大は「一身上の都合」と発表していた。和田さんは、林さんに呼び出されて辞任を迫られた経緯について説明した。
林さんには、理事会での和田さんの発言を巡り「学部長たちがいろいろうるさい」と言われたという。「林さんが仕事やりにくいんだったら、って辞表書いたわけです」
◆「外圧をかけていくしかない」
辞任後、日大が「よけい内向きになっている」と指摘。「外部の人間がいろいろ言える経営委員会みたいなのをつくって、改善点をどんどん挙げ、それに従って改善していく。外圧をかけていくしかないんじゃないか」と話した。
◆「面白い学生はいっぱいいる」
ゲストで登壇した医師の長尾和宏さんから「今も日大に対する愛、期待があるんですね」と問われると、和田さんは「日大って雑草魂というか、たくましい、面白い学生がいっぱいいる。もうちょい組織が変われば良くなる気がした」と答えた。
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さらば! 日大ー私をクビにした日本最大の学校組織の闇ー Tankobon (ハードカバー) – 2024/7/2
和田 秀樹(著)
「和田さんには、辞めてもらうことになりました」
――驚いて、「一体、あったのですか」と聞いてみると、「和田さんはこの前の会議の場で、根本学部長「辞めてやる、言ったでしょう?辞める言うのに、考える和田さんが日大を辞めていないのはどうなのか、と学部長たちがうるさいのよ」少し心配そうな声で、林さんは言いそう放ちました。 ――
私は2022年、日本大学の理事長となった作家の林真理子氏から同大学の常務理事にならないかと誘われ、同年7月に同職を務めましたその時、林さんは、私にこんな話をしてくれました。
「和田さんみたいな「異星人」に日大の理事会見てもらって欲しい。 「新しい意見が出ない理事会が慎重化するはずです。だから、嫌悪感なくいろいろ言ってほしいです」 と。
――驚いて、「一体、あったのですか」と聞いてみると、「和田さんはこの前の会議の場で、根本学部長「辞めてやる、言ったでしょう?辞める言うのに、考える和田さんが日大を辞めていないのはどうなのか、と学部長たちがうるさいのよ」少し心配そうな声で、林さんは言いそう放ちました。 ――
私は2022年、日本大学の理事長となった作家の林真理子氏から同大学の常務理事にならないかと誘われ、同年7月に同職を務めましたその時、林さんは、私にこんな話をしてくれました。
「和田さんみたいな「異星人」に日大の理事会見てもらって欲しい。 「新しい意見が出ない理事会が慎重化するはずです。だから、嫌悪感なくいろいろ言ってほしいです」 と。
親友、林真理子氏の誘いで日大の常務理事に就任した和田秀樹。
アカハラ、暴行事件、裏金問題など相次ぐ不祥事により地に落ちた「日大」を取り戻すべく、林氏と切磋琢磨現実は違う。
長期にわたって築かれた男だらけの内部組織。権力を持つ者の発言のみが尊重され、下者はただ黙っているだけの会議。から「お飾り理事長」と呼ばれた林真理子氏を庇った和田秀樹は、意外な林氏本人から「クビ」を宣告される。に
隠された膿をすべてさらけ出す
! 悪質タックル事件と、田中元理事長脱税事件
不死鳥が死んだ日/渦中の選手がふるえながら記者会見/内田監督と井上コーチの自滅ボロ記者会見/堕落の段階長は、人物があの理事になったから… …/日本大学板橋病院背任事件/国民の血税が錦秀会と田中理事長に渡っていた!/田中理事長の幕引き
第二章 新風 ――林真理子氏が新理事長に
就任という「明るさ」が大学を変えていく/とにかく林さんの力になりました/確かに女性理事は多かった… …/和田さんみたいな〈異星人〉が入ってもらってよかった第三
章亀裂――日大アメフト部薬物事件
知らされなかった大麻痺/寝推奨水の部員中止/空白の12日間/澤田副学長と林理事長にできた溝/旧田中派の理不尽な言い分
第四章崩壊 ――林理事長からの辞任要求
突然の辞任要求/そんなことをあなたに頼った記憶はない!/ある知人女性が受けた面接/国際関係学部に名誉教授が増えない理由/残念な林理事長の口陰/もう日大とは縁を切るしかない
第五章未来へ ――日大をやめた今だから、言うこと
林理事長は無能ではない!/医学を改革する考えは無視され続けた/コロナの補助金は有効に使われたか?/コミュ障の人間はいらない!?/障害者を合格させる気はあるのか?/本気で女子学生を増やす予定はあるのか?/林理事長の苦悩みも分かる/「日大村」と呼ばれる/さらば、日大。一方心は… …
アカハラ、暴行事件、裏金問題など相次ぐ不祥事により地に落ちた「日大」を取り戻すべく、林氏と切磋琢磨現実は違う。
長期にわたって築かれた男だらけの内部組織。権力を持つ者の発言のみが尊重され、下者はただ黙っているだけの会議。から「お飾り理事長」と呼ばれた林真理子氏を庇った和田秀樹は、意外な林氏本人から「クビ」を宣告される。に
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不死鳥が死んだ日/渦中の選手がふるえながら記者会見/内田監督と井上コーチの自滅ボロ記者会見/堕落の段階長は、人物があの理事になったから… …/日本大学板橋病院背任事件/国民の血税が錦秀会と田中理事長に渡っていた!/田中理事長の幕引き
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