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ニューヨーク州の裁判所で4月15日から行われている裁判で、トランプ氏は2016年の大統領選挙で不利にならないよう不倫の口止め料を支払い、その支出を隠すために弁護士費用と偽り不正に処理したとして、帳簿などの業務記録を改ざんした罪に問われています。
30日、一般の市民から選ばれている12人の陪審員がトランプ氏が有罪か無罪かを判断するための評議と呼ばれる非公開の話し合いを前日に続いて行いました。
検察側と弁護側、双方の主張をもとに、陪審員が話し合った結果、全員の判断が一致し、トランプ氏に有罪の評決を下しました。
陪審員による評決の理由は明らかにされません。
量刑については後日、裁判官が言い渡します。
トランプ氏は「罪状はでっちあげですべてが不正だ」などと述べ、ことし秋の大統領選挙で返り咲きを目指す自身への選挙妨害だと無罪を主張していて、今後、控訴するものとみられます。
アメリカの大統領経験者が刑事事件で有罪となるのは史上初めてで、バイデン大統領とトランプ前大統領が対決することになることし秋の大統領選挙にどのような影響を与えるかが焦点です。