能登半島地震の発生から2か月がたちました。
石川県内ではライフラインの復旧は進んでいるのか。
被災地の現状を県の発表などをもとに時系列に読み解きます。
(最新の数字は、一部を除いて3月1日午後2時時点のものです)
【道路の復旧】
【死者】
死者数の推移
「災害関連死」の疑い
【重軽傷者】
重軽傷者は、あわせて1188人が確認されています。
【住宅被害】
住宅の被害把握の推移
「毎日、毎日ずっとやな」壊れたわが町 解体業者が足りなくて
【避難】
2次避難
災害関連死を防ぐとともに、当面の落ち着いた生活環境を確保するため、ホテルや旅館などに移ってもらう「2次避難」。
「2次避難所」に避難している人は合わせて4642人となっています。
【断水】
県によりますと、能登半島地震の発生直後、県内で約11万戸で断水が確認され、徐々に復旧作業が進んでいますが、依然として能登地方を中心に約1万8380戸で断水が続いています。
珠洲市ではほぼ全域で断水が続いています。
自治体別では次のようになっています。
▽輪島市約6400戸▽珠洲市約4650戸▽七尾市約4000戸▽能登町約2880戸▽志賀町約200戸▽内灘町約200戸▽穴水町約50戸
石川県は1日、穴水町と志賀町では3月上旬までに、そのほかの市や町でも一部の地域を除いて3月末までには復旧するという見通しを発表しました。
石川県は能登地方では被災した浄水場の機能の回復をおおむね終え、配水管の漏水調査や修繕の作業に入っているとしていて、1日も早い復旧を目指すことにしています。