村山富市元首相、100歳誕生日前にお祝い 明大OBが自宅訪問(2024年2月23日『毎日新聞』)

明治大校友会関係者から贈り物を受け取る村山富市元首相(左から2人目)=大分市千代町の村山元首相宅で2024年2月23日午後1時50分(代表撮影)
明治大校友会関係者から贈り物を受け取る村山富市元首相(左から2人目)=大分市千代町の村山元首相宅で2024年2月23日午後1時50分(代表撮影)

 村山富市元首相が3月3日に100歳の誕生日を迎えるのを前に、母校・明治大の校友会関係者4人が23日、大分市内の自宅に村山元首相を訪ね、記念品などを手渡して百寿を祝った。

 校友会の北野大会長らが約30分間面会。村山元首相の誕生日に発行された新聞をまとめた冊子と、首相就任時の新聞を額縁に入れて贈り、お祝いの言葉を伝えた。
 出席者によると、村山元首相は、記念品を「すごいね」と喜んだという。現在も1日2回の散歩やスクワットなどを続けているといい、親族に支えられながらも自分で歩くなど元気な様子だった。帰り際には窓から外に手を出し、北野会長らと力強く握手を交わした。

 村山元首相は同市生まれ。1972年に衆院旧大分1区から初当選し、衆院議員を通算8期務めた。社会党委員長だった94年6月に自民、社会、さきがけ3党の連立政権で第81代内閣総理大臣に就任し、96年1月まで務めた。2000年6月に政界を引退。政治家時代は「トンちゃん」の愛称で親しまれた。

 歴代首相で100歳を迎えたのは東久邇稔彦氏(102歳で死去)と中曽根康弘氏(101歳で死去)の2人がいる。誕生日は同市内の施設にいる妻ヨシヱさんと過ごすという。【井土映美】

 

村山富市元首相が来月「百寿」、明大OB北野大さんらが100年分の誕生日の新聞まとめた冊子贈る(2024年2月23日『読売新聞』) 

 大分県出身の村山富市元首相(99)が3月3日に「百寿」を迎えるのを前に、後輩の明治大OBたちが23日、大分市千代町の自宅を訪ねて記念品を贈った。

百寿の記念品を贈られた元首相の村山さん(右)(23日午後、大分市千代町で)=代表撮影
百寿の記念品を贈られた元首相の村山さん(右)(23日午後、大分市千代町で)=代表撮影

 訪問したのは、卒業生らでつくる「明治大学校友会」の北野大会長(81)ら。村山さんの誕生日に発行された100年分の新聞を縮刷版にしてまとめた冊子に加え、1994年の首相就任を報じた紙面の額装を手渡した。

面会後、取材に応じた北野会長らによると、村山さんは記事を熱心に読みながら「すごい。素晴らしい」と感激した様子だったという。北野会長は「耳は遠くなっているが、変わっていない。お元気そうで何より」と話した。親族によると、村山さんはニュース番組を見たり、読書をしたりして日々を過ごしているという。

 

首相時代の村山さん(中央、1995年)
首相時代の村山さん(中央、1995年)
面会後、取材に応じた北野会長らによると、村山さんは記事を熱心に読みながら「すごい。素晴らしい」と感激した様子だったという。北野会長は「耳は遠くなっているが、変わっていない。お元気そうで何より」と話した。親族によると、村山さんはニュース番組を見たり、読書をしたりして日々を過ごしているという。