民事訴訟の最終弁論に出廷したトランプ前米大統領＝ニューヨークで2024年1月11日、AP
トランプ前米大統領と一族が経営する企業が資産価値を過大申告して不当に利益を得ていたとして、ニューヨーク州の司法当局が起こした民事訴訟で、同州の裁判所は16日、トランプ氏側に約3億5490万ドル（約533億296万円）の支払いを命じた。
米メディアが一斉に報じた。トランプ氏らが3年間、ニューヨーク州で企業の役職に就くなど同州での企業経営も事実上禁止した。不動産事業を中心に「トランプ帝国」を築き上げたトランプ氏にとって打撃となりそうだ。トランプ氏は控訴するとみられる。【ニューヨーク中村聡也】
