米軍は今年3月、オスプレイの飛行停止の解除を発表。同月には沖縄県で海兵隊のMV22が飛行を再開したが、国内では横田基地のみに配備されている事故機と同型のCV22は、再開時期を調整していた。北関東防衛局によると、2021年までに横田基地には6機のCV22が配備されたが、事故後に5機となった。
米空軍特殊作戦司令部は今年2月、事故原因について「物質的不具合が確認されたが、不具合の原因は分かっていない」とするコメントを発表している。
横田基地の撤去を求める西多摩の会の奥富喜一代表(75)は「住民の命がかかっているのに事故のリスクを分かっていながら飛行再開させるのは許せない」と批判した。(松島京太、昆野夏子)