ライブでは司会の合田道人(62)と「海の子なれば」を初披露。同曲は武田が作詞し、合田が作曲した一曲で、八代さんが歌う予定だった。
しかし、レコーディング前に八代さんが入院。その後帰らぬ人となり、“幻の新曲”となった。武田は「八代さんがいるような感じだった。独特のにおいを持っている人だった」と悼んだ。
数々の名曲を残した八代亜紀さん(享年73)に未発表の〝遺作〟があることが26日、分かった。歌手、武田鉄矢(74)が作詞、歌手で日本歌手協会理事長、合田道人(62)が作曲したフォーク調望郷バラード「海の子なれば」で、2023年9月の入院前に完成。新曲として発売する予定だったという。
合田によると、武田との初コンビで女神のイメージに合う歌手を選ぶ際、共に旧知の八代さんで一致。大人の色気もある八代さんに合わせ、武田が♪あなた残した 桜貝 そこだけ熱く まだ火照(ほて)る―と書き加え完成したという。
後はレコーディングを残すだけだったが、八代さんが入院。そのため、「復帰第1弾の新曲にしましょう」と関係者で合意したが、年末に予期せぬ他界となってしまった。合田は「亜紀さんもデモテープを聞いて、『うん、いいわね』と太鼓判を押してくれていたんです」と振り返った。
しかし、そんな思いをくんで、29日放送のBSテレ東「武田鉄矢の昭和は輝いていた」(金曜後8・0)が、八代さんを特集。生前の歌唱を貴重映像で振り返るとともに、合田がキーボード弾き語りで武田とともに「海の子なれば」を初披露することが決まった。