石川 七尾湾特産「能登かき」 ボランティアが養殖作業手伝う(2024年4月8日『NHKニュース』)

 

能登半島地震で大きな被害を受けた石川県の七尾湾特産の「能登かき」の養殖業者を支援しようと、ボランティアの人たちがかきを養殖する作業を手伝いました。

石川県の七尾湾でとれる「能登かき」は、年間を通して養殖され、身が大きくてうまみが強いのが特長ですが、能登半島地震で水揚げする港や養殖業の施設に大きな被害が出ました。

8日は、被害を受けた養殖業者を支援しようと県が募ったボランティア6人が七尾市の業者の施設を訪れ、かきの稚貝をつけたホタテの殻を長さ7メートルほどの縄の隙間に等間隔になるよう挟み込む作業を手伝いました。

かきの稚貝は、沖合の「かき棚」につるされ、海中でおよそ1年半かけて育てたあと、水揚げされるということです。

東京からボランティアで訪れた50代の女性は、「東日本大震災の時、出身地の宮城県気仙沼市は多くの人に助けてもらったので恩返ししたいと思い参加しました」と話していました。

能登かきを養殖する酒井光博さんは「全国から来てもらい助かっています。ボランティアの人たちの力を借りて、早い復興につなげたいです」と話していました。

 

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