大阪府松原市は、2025年大阪・関西万博の入場券を購入した18歳以上の市民に対し、同市から会場の夢洲(大阪市此花区)への往復交通費の半額に相当する1千円分の補助を行う。松原市民が万博入場券を購入する際に割引される形で補助できるよう、万博協会や府といった関係機関との間で調整を進めるという。
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4~17歳の児童・生徒らには府の意向に沿い、市の負担で万博へ2回目の無料招待も行う方針。万博会場で同市の魅力をPRする催事の準備費用なども合わせ、万博関連事業費として令和6~7年度に約7388万円を計上する。
澤井宏文市長は記者会見で、全国の市町村長らでつくる万博首長連合の会長をつとめる立場から万博への支援策を手厚く行うとして、「次代を担う子供らに夢や希望を感じてもらいたい」と語った。
このほか、物価高騰を受けた家計支援の一環で、4~7月に同市内の対象店で利用できる割増率最大40%のプレミアム付商品券を市民向けに販売。令和2年度の2学期から開始した市立小・中学校での給食無償事業は6年度も継続する。