日大アメフト部の違法薬物事件 新たに部員ら6人を書類送検(2024年2月26日『NHKニュース』)
2024年2月26日 15時41分
日本大学アメリカンフットボール部の複数の部員が、違法薬物を隠し持っていたなどとして逮捕・起訴された事件で、警視庁は新たに男子部員と卒業生の合わせて6人を麻薬特例法違反の疑いで書類送検しました。
書類送検されたのは、日本大学のアメリカンフットボール部に所属していた3年生の男子部員4人と、卒業生2人の合わせて6人です。
捜査関係者によりますと、6人はそれぞれ、2023年2月から6月にかけて都内で大麻とみられる違法薬物を所持したとして、麻薬特例法違反の疑いが持たれています。
6人から大麻などは押収されなかったものの、捜査の結果、当時、違法薬物を所持していた疑いがあると判断したということです。
日本大学のアメフト部をめぐっては、3年生の男子部員が学生寮で覚醒剤の成分が入った錠剤のかけらを、麻薬と勘違いして持っていたとして麻薬取締法違反の罪に問われ、東京地方裁判所が懲役1年4か月、執行猶予3年を言い渡しています。
これまでに、この部員を含む3人が逮捕、1人が書類送検されていて、今回で立件された部員は10人になりました。
一連の事件を受けて、大学はことし1月に、部を正式に廃部とし、関東学生連盟からも退会しています。
日大アメフト部違法薬物事件、警視庁が新たに6人を麻薬特例法違反容疑で書類送検へ(2024年2月26日)
日大のアメリカンフットボール部を巡る違法薬物事件で、警視庁薬物銃器対策課は26日にも、アメフト部に所属していた3年生の学生4人と卒業生2人を麻薬特例法違反(所持)の疑いで書類送検する方針を固めた。一連の事件での逮捕・書類送検は計10人となる。
捜査関係者によると、6人は昨年2~6月、大麻と認識して大麻のようなものを所持した疑いが持たれている。
同部を巡っては警視庁が昨年8月に東京都中野区にある寮を家宅捜索して以降、3人を逮捕、1人を書類送検していた。逮捕された3人のうち、麻薬取締法違反(所持)の罪に問われた3年生(21)は1月に懲役1年4月、執行猶予3年の有罪判決が確定。公判で「部内で10人程度が大麻を使っていた」と説明していた。他の2人は麻薬特例法違反罪で罰金刑を受けた。同法違反容疑で書類送検された1人は不起訴処分となった。
日大のアメフト部は今年1月に廃部の手続きが完了し、事件に関与していない在学生と24年度新入生について新たな受け皿の設置を検討している。関東学生アメリカンフットボール連盟は今月15日、違法薬物事件で廃部となった日大が同日付で連盟から退会することになったと発表した。廃部の報告を正式に受けたもので、関東大学リーグに再び参加するには改めて加盟申請が必要で24年度の新規加盟は2月末が書類の提出期限。連盟の規定によると加盟が認められても昇格できない「準加盟」として原則3部からスタートする。
日大アメフト部薬物事件めぐり 新たに元部員ら6人を書類送検へ 警視庁(2024年2月26日)
日本大学アメリカンフットボール部員の違法薬物事件で、警視庁は26日にも新たに大学3年の元部員ら6人を書類送検する方針であることがわかりました。
捜査関係者によりますと、日本大学アメフト部の元部員の大学3年生4人と卒業生2人のあわせて6人が去年2月から6月の間に大麻と認識した上で薬物を所持したとして、警視庁が26日にも麻薬特例法違反の疑いで書類送検する方針であることがわかりました。
日大アメフト部をめぐっては、麻薬取締法違反の罪で有罪判決を受けている元部員が裁判で「10人程度の部員が薬物を使っていた」と証言しており、警視庁が捜査を進めていました。今回の6人から薬物そのものは押収されていませんが、任意で捜査を進める中で所持していた疑いが強まったということです。
日大アメフト部の薬物事件をめぐってはこれまでに4人が立件されていて、今回の6人が書類送検されればあわせて10人となります。 また、日大アメフト部は去年12月に正式に廃部していて、来年度に向け新たな指導陣を迎えてアメフト部を立ち上げ直す予定です。
【関連記事】