連休明けのきょう、日経平均株価は一時3万9300円台を付け、2営業日連続で史上最高値を更新しました。 先週末、日米ともに史上最高値を更新した株式市場。きょうも最高値を更新し市場では早くも大台の「4万円」が意識されています。
アメリカの株高を追い風に、きょうの日経平均株価は一時300円近く値上がりし3万9300円台をつけ、34年ぶりに史上最高値をつけた先週末に続き、連休明けのきょうも取引時間中の史上最高値を更新しました。 結局、終値は135円高い3万9233円となり、34年ぶりに記録を更新した先週末につづき2営業日連続で史上最高値を更新しました。
市場では早くも「4万円超え」を期待する声が上がっていますが、今後大きなカギを握るのは「春闘」です。春闘で企業がどこまで賃上げを行うかは個人消費の回復を左右します。
またもう一つのカギは「日銀」です。植田総裁は先週「デフレではなくインフレの状態にある」と発言。マイナス金利解除など金融政策の行方も焦点となっています。 ただ急ピッチな値上がりには警戒感も出ており、史上初めての4万円の大台に届くかは「春闘」と「日銀」がカギを握っています。
株価 終値3万9233円71銭 22日の終値の史上最高値を更新(2024年2月26日『NHKニュース』)
連休明けの26日の東京株式市場、日経平均株価は値上がりし、今月22日につけた終値としての史上最高値を更新しました。
▽日経平均株価、26日の終値は、連休前の今月22日の終値より135円3銭高い、3万9233円71銭。
▽東証株価指数=トピックスは12.91上がって、2673.62。
▽一日の出来高は18億4278万株でした。
市場関係者の間では4万円台も意識される
先週、バブルの絶頂期につけた史上最高値を34年ぶりに更新した日経平均株価。
3連休を挟んだ26日も値上がりし、2営業日連続で終値としての史上最高値を更新する形となりました。
先週末のニューヨーク市場は、企業業績の先行きへの楽観的な見方から、ダウ平均株価が初めて3万9000ドルを超え、2日連続で史上最高値をつけました。
この流れを引き継いで、26日の東京市場でも取り引き開始直後から買い注文が優勢になり、医薬品や小売り、商社などの銘柄で上昇が目立ちました。
急ピッチな上昇が続き、一部では警戒感も出ていますが、多くの市場関係者の間では、足元の円安を背景にした輸出関連の企業業績への期待などから、4万円台も意識されています。
今週は、国内では大きな取り引き材料が乏しく、当面はアメリカでの株価の動向や経済指標をにらみながらの取り引きが続きそうです。