準強姦容疑で20日に逮捕された映画監督・榊英雄容疑者(53)は、相手の立場によって全く違う顔を見せていた。
榊容疑者は2016年5月、演技指導を名目に女優志望の20代女性に性的暴行を加えた疑いが持たれている。本人は「えん罪です」と否認している。
榊容疑者について、一緒に仕事をしたことがある人物は「とにかく飲み会の席での振る舞いの評判は悪かった。プロデューサー、出資会社、配給会社の人がいる場でも『女優にギャラなんていらない!』とか言っていました。慣れ親しんだ人の多い場では、発言がヤバいこともありました」。
一方、立場が上の人や、大手の芸能事務所所属の女優の前ではそんな姿を見せず、謙虚な姿勢を貫いていたという。
ある女優のマネジャーは「悪評は聞いていたので、ビビりながら映画の打ち上げの飲み会に行ったのですが、立場が上の人の前ではかなり低姿勢だったのが記憶に残っています」。
逮捕された事件以外にも複数の女性から被害届が出ており、警視庁は捜査を進めている。「性被害を訴える女性は複数います。ただ被害にあっていない女優の中には榊容疑者の作品に出演したというだけで好奇の目にさらされることを嫌がり、困っている人もいます」(前出マネジャー) 波紋は広がるばかりだ。
東スポWEB