元内閣官房参与の岸博幸さんが25日放送のTBS系情報バラエティー「サンデージャポン」に生出演。自民党派閥の裏金事件をめぐる衆院の政治倫理審査会(政倫審)が非公開で開かれる見込みとなっていることに、「ちょっとひどすぎる」と怒りあらわに解説した。
2月28、29日となった日程は、来年度予算を通すために与野党で話し合った結果と分析した上で、「予算を通したら野党の言うことを聞く必要がないので証人喚問までいかない」と指摘した。 偽証罪が適用されず、国民にも公開されない状態で開かれれば、裏金の詳細が分からずじまいとなり、「何の政倫審なのかとなってしまう」と強調。自民党議員にとっての「みそぎのような形になることが1番よくない」と懸念を示した。
政倫審を非公開にする主張に加え、「内部調査もおざなりな形式なだけ。うやむやにしたいっていう方向を感じる」と自民の姿勢を批判した。
岸さんの意見に、元衆院議員でタレント杉村太蔵も賛同。「幹部ばかりでなく若手議員の証言を積み重ねるべきでは」とし、「真相の究明よりも、ここ数年スキャンダルで有名な人をつるし上げることをやってきてるので、その延長になっている」と野党の追及姿勢にも疑問を呈した。
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