天皇、皇后両陛下が岐阜の国民文化祭開会式に出席…能登の復興願う御陣乗太鼓に拍手(2024年10月14日『読売新聞』)

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 天皇、皇后両陛下は14日、岐阜市を訪れ、第39回国民文化祭と第24回全国障害者芸術・文化祭の開会式に出席された。天皇陛下はあいさつの冒頭、能登半島地震や大雨による犠牲者への哀悼の意と遺族や被災者へのお見舞いの気持ちを示し、「災害からの復旧、復興が進み、被災された方々が安心できる生活が一日も早く戻ることを願っております」と述べられた。

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開会式に皇后さまとともに出席し、あいさつを述べられる天皇陛下(14日午後、岐阜市で)=伊藤紘二撮影

 その上で、今回の行事について、「地域の伝統や文化の魅力が再認識され、新たな文化の創造につながっていくことを期待します」と述べられた。

JR岐阜羽島駅に到着された天皇、皇后両陛下(14日午前、岐阜県羽島市で)=伊藤紘二撮影

 会場では、石川県能登地方の復興を願い、同県輪島市名舟町に伝わる「 御陣乗ごじんじょ 太鼓」が披露され、両陛下は地元保存会による迫力あるパフォーマンスに盛んに拍手を送られていた