天皇、皇后両陛下が能登入り 地震被災者を見舞いへ(2024年3月22日『日本経済新聞』)

 
能登空港に到着し、出迎えを受ける天皇、皇后両陛下(22日午前、石川県輪島市)=代表撮影
 

天皇、皇后両陛下は22日、能登半島地震の被災地見舞いのため、羽田空港発の特別機で能登空港(石川県輪島市)に到着された。

両陛下は能登空港から自衛隊のヘリで移動し、輪島、珠洲両市の被災状況を視察される。両市の避難所で被災者らと懇談するほか、災害復旧に尽くした人と面会してねぎらわれる。夜に帰京される。

両陛下が発生から間もない被災地を訪問するのは、台風被害に遭った宮城県福島県を訪問された2019年以来で、即位後2回目。

両陛下は1月、石川県の馳浩知事に被災者へのお見舞いの気持ちを侍従長を通じ伝えられていた。天皇陛下は2月の誕生日に先立つ記者会見で「雅子と共に被災地へのお見舞いができれば」と被災地訪問の意向を示されていた。