天皇皇后両陛下は、能登半島地震の被災地訪問を終え、22日夜、帰京されました。 日帰りの被災地訪問を終えた天皇皇后両陛下は22日夜、帰京されました。
即位後2回目となった被災地お見舞い。最初にヘリコプターで向かわれたのは、輪島市でした。両陛下が、マイクロバスで市内に移動されると、多くの市民らが手を振って出迎えました。
大規模な火災があった「輪島朝市」では、両陛下は被害状況の説明を受けたあと、深く頭を下げられました。 続いて64世帯105人が避難生活を送る避難所を訪れ、腰を落とし、視線をあわせながら被災者に声を掛けてまわられました。
陛下「おケガは大丈夫ですか?」 被災者「はい、大丈夫です」 皇后さま「お二人暮らし?」 被災者「はい、そうです」 皇后さま「お母さんと?」 陛下「大変でございましたね」 皇后さま「怖い思いをされましたね」「こちらもまだ水は使えないんですか?」 男性「外は出ますけど中はまだ」
その後、両陛下は珠洲市に移動されました。
避難所となっている中学校で天皇陛下は、「水はどのように?」とまだ水道が自由に使えない状況を尋ね、「どうぞおからだにお気をつけて」と被災者を気遣われました。 さらに両陛下は、4m以上の津波が襲った飯田港を訪れ、津波被害の大きかった地区がある2つの方向に向けて、頭を下げ黙とうを捧げられました。