大阪、名古屋、横浜の3商工会議所は18日、2025年大阪・関西万博などそれぞれの地域で行われる国際的イベントの機運を盛り上げようと包括連携協定を結んだ。来場促進に向け相互に協力し合う。令和7年4月に開催される大阪・関西万博はじめ、8年の愛知県と名古屋市が開催都市のアジア・パラ競技大会、9年に横浜市で行われる国際園芸博覧会(花博)が対象で、開催地域以外でも情報発信する体制を整える。
同日、東京都内で開かれた締結式で、大阪商工会議所の鳥井信吾会頭(サントリーホールディングス副会長)は「3年連続の国際的イベントを〝3本の矢〟として成功させたい」とあいさつした。
名古屋商工会議所の嶋尾正会頭(大同特殊鋼相談役)は「より広いエリアでPRすることが重要だ。連携協定で機運がより一層高まることを期待したい」と述べた。横浜商工会議所の上野孝会頭(上野トランステック会長)は「今回の広域連携を非常に心強く感じている。有意義な協定にしたい」と意気込みを語った。(佐藤克史)