神商議・川崎会頭、兵庫県知事の対応批判 「『県政進める』根拠明示し、混乱収拾を」(2024年8月20日『神戸新聞』)

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神戸商工会議所の川崎博也会頭
 神戸商工会議所の川崎博也会頭(神戸製鋼所特任顧問)は20日、神戸新聞社の取材に応じ、兵庫県の斎藤元彦知事らを告発した文書問題を巡る県政の混乱に対し、「知事が『県政を前に進める』と言うなら、自身の言葉で具体的に説明すべきだ」と、現在の対応を批判した。川崎氏が告発文書問題を巡り、知事の対応に言及するのは初めて。辞職などは求めなかった。
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【図表】斎藤県政「支持」7首長のみ
 川崎氏は、県内の首長に政策運営上の不安が広がる現状を「経済界から見てもまずい状況だ。前に進める根拠を明示し、早く混乱を収拾させてほしい」と語った。
 川崎氏は県内18商議所でつくる県商工会議所連合会の会頭を務め、毎年秋に県の新年度予算に向けた経済界の要望を提出している。(高見雄樹)