公選法違反事件で自民党を離党した堀井学衆院議員（５２）＝比例北海道＝は２８日、額賀福志郎衆院議長宛てに辞職願を提出し、許可された。辞職願の提出に先立ち「全て私の順法精神の欠如が原因だ。深くおわび申し上げる」とのコメントを発表した。東京地検特捜部は、地元有権者に香典を配布したとして、堀井氏を公選法違反の罪で近く略式起訴する方針だ。
コメントでは捜査の過程で、政治家本人以外の代理人が香典を持参し、公選法に抵触する行為が発覚したと認め「選挙で託された１票を踏みにじる結果となった。次期衆院選への不出馬だけでは不十分との結論に達した」と説明した。
堀井氏は派閥の解散方針を決めた自民安倍派に所属し、派閥裏金事件で２０１８年以降、計２１９６万円を政治資金収支報告書に記載していなかったことが判明。党役職停止１年の処分を受け、次期衆院選に立候補しない考えを表明していた。
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公職選挙法違反の疑いで捜査を受けている堀井学衆議院議員が28日、議員辞職願を提出し、受理された。 堀井氏は、秘書などに指示して自分の名前を書いた香典などを選挙区の有権者に渡した疑いで、東京地検特捜部の捜査を受け、7月に自民党を離党していた。
堀井氏は28日、額賀衆院議長に対し議員辞職願を提出し、受理された。 堀井氏は辞職の意向を表明したコメントの中で、安倍派での裏金事件にも触れた上で、「全て私の遵法精神の欠如が原因です。このような結果になりましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
立憲・泉氏 堀井学議員の辞職表明を批判「歳費もらい続けたのも問題」 決断の遅さ指摘「自民党の体質を許しちゃいけない」（２０２４年８月２８日『FNNプライムオンライン（フジテレビ系）』）
立憲民主党の泉代表は28日、公職選挙法違反の疑いで捜査を受けている堀井学衆院議員が辞職する意向を表明したことについて、「辞職は当然。歳費をもらい続けてきたことも問題で、早く辞職すべきだった」と批判した。
堀井氏は、秘書などに指示して自分の名前を書いた香典などを地元有権者に渡した疑いで、東京地検特捜部の捜査を受け、7月に自民党を離党。28日になって議員辞職の意向を表明した。
泉氏は「自民党に広く、明らかになっていないお金があるのではないか」と指摘した上で、「今回の総裁選でも漏れ聞こえてくるのは、これまでの幹事長などが政策活動費を配った話だ。この体質は変えなきゃいけない。許しちゃいけない」と述べた。
