出発式で支援者から渡されたボードに喜ぶ小池氏
「こんにちは! 東京都知事の……」
と、音声テープが“演説”しだしたのは東京・中野駅前。
200人近い聴衆に向かって演説をした蓮舫氏に対して、小池氏の初日は新宿区の選挙事務所で出発式のみ。
東京都選挙管理委員会に確認すると、「自動車用表示物は1枚。同時に使える選挙カーは1台のみです」と答えたように、都知事の“身代わり”ともいえる小池陣営のたった1台の選挙カーが、蓮舫陣営に乗り込んだ形だ。
6月21日の定例会見で、小池氏自身が「身の危険を感じた」と話し、それを理由に初日演説の回避を明かしたように、選挙前には「つばさの党」の“凸撃”が話題になっていた。
しかし、小池陣営の動きも、つばさの党さながらの陰湿行為にも思えるが……。
小池陣営の担当者は「選挙カーの運行は現場にまかせているので、そこにいた理由はわかりません。遭遇はよくあることです」と主張する。
初日の演説で、意外に健闘が光ったのは、前安芸高田市長の石丸伸二氏(41)だ。
夕方に渋谷駅で演説をおこなったが、多くの聴衆がスマホ撮影をおこなうなど、活気溢れる現場に。
都知事選はこれから中盤戦。各陣営、まだ焦る必要はないはず?
週刊FLASH 2024年7月9日号