タレントの清水国明(73)が、東京都知事選(6月20日告示、7月7日投開票)に出馬することが28日、分かった。7日に設立した政治団体「清水国明と東京都の安全な未来をつくる会」が発表した。30日に都内で会見する。
清水は無所属で立候補する予定。都の防災政策の強化を出馬の理由に挙げ「能登半島地震の被災地では、行政が災害に対して事前に備えておけば救われた命があったという『行政の人災』を目の当たりにし、近い将来に起こることが確実視される直下型地震から都民の方々の命と生活を守ることを政策の軸として出馬を決意するに至りました」と説明した。
同団体によると、清水は現在はBS―TBSで放送されている「噂の!東京マガジン」で都内1700か所以上を取材。東京の防災と市民の安全について関心を深め、政治の道に興味を抱いたという。95年の阪神・淡路大震災や2011年の東日本大震災、今年発生した能登半島地震でも積極的に支援。そのほか、NPO法人などと連携して防災に関する活動も行っている。