岐阜市は戦国武将・織田信長の時代の岐阜城の一部をインターネット上の仮想空間「メタバース」に再現し、ホームページやオンラインゲーム上で公開しています。

岐阜市は現在の岐阜公園にあたり信長の居館があった岐阜城山麓(さんろく)部をメタバース上に再現し、先月下旬から市のホームページと世界的に人気のオンラインゲーム「フォートナイト」で公開しています。

このうちホームページでは信長の居館や庭園を再現したCGを見られるほか、スマートフォンなどで現地に設置されたQRコードを読み込むと、現在の風景と比較することができます。

またオンラインゲームは利用者登録をすれば無料で閲覧でき、居館の中などを移動して見て回ることができるほか、キャラクターに話しかけて見どころや歴史についての解説を聞くこともできます。

市は今後、山上部の城郭や天守から見た城下町なども再現し来年4月ごろに全体を公開する予定です。

岐阜市は「現地を訪れるきっかけを作り、観光客の誘致につなげたい。岐阜城を世界に発信したい」としています。