「愛子天皇に国民の9割が賛成」紀子さまが頭を抱える、悠仁さまとの「人気格差」(2024年7月8日『現代ビジネス』) 

日本雑誌協会(JMPA)代表撮影
長年見合わせてきたSNSの運用を解禁した宮内庁。4月1日に公式インスタグラムの運用を開始すると、瞬く間にフォロワー数は176万人に上り、皇室への関心の高さを内外に示すことになった。しかし、そこに秋篠宮家ご一家の姿はない。
4月27日に発表された共同通信の調査で、女性天皇を認める人が9割という衝撃的な結果が明らかになった。天皇皇后両陛下の長女である愛子さまの存在感は大きくなる一方であり、宮内庁の公式インスタグラムにアップされた地中からタケノコを掘り出そうとする可愛らしいお姿には67万以上の「いいね!」が寄せられている。
これとは対照的に、秋篠宮家の長男である悠仁さまは「未来の天皇陛下」でありながら声望や人気が高いとは言えないのが実情だ。
「眞子さんの結婚をめぐる一連の騒動以来、秋篠宮家に向けられる国民の目は厳しく、眞子さんやご夫妻のみならず悠仁さまに関する報道が出るたびにネットでは批判的な声が噴出しています。
提携校進学制度という特別な制度で超進学校の筑波大附属高に進んだ悠仁さまは大学進学を控えており、トンボ研究の専門家との共著であるトンボ論文の実績を武器に東大への推薦入学が取り沙汰されていますが、『不公平ではないか』とSNSではネガティブな意見が飛び交っています」(皇室担当記者)
国民からの「正直な声」
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筑波大付属高校ご入学時の悠仁さま(日本雑誌協会JMPA代表撮影)
皇位継承に人気は関係ないとはいえ、「将来の国母」紀子さまとしては悠仁さまと愛子さまの人気格差が数字で可視化されかねない事態は避けたいというのが本音だという。
宮内庁のアカウントではコメント欄は閉鎖されているものの、投稿への『いいね!』の数で、国民からの人気が一目瞭然になってしまう懸念があります。たとえば愛子さまの投稿に対する『いいね!』の数に比べて、悠仁さまの投稿に対する『いいね!』が半数だとバツが悪いでしょう」(同前)
国民からの「正直な声」については宮内庁も把握しているという。
皇嗣職をはじめ宮内庁のスタッフも悠仁さまが愛子さまより人気がないことは百も承知です。仮に人気の格差が可視化される事態になれば、紀子さまがどんなお気持ちになるのか。トラブルの元になっては元も子もないので秋篠宮家の話題を積極的に情報開示したいという思いはないでしょう」(同前)
試行錯誤は続く
もっとも、SNSの運用を解禁した背景を考えると、皇位継承順位1位の秋篠宮さま、第2の悠仁さま、そして若者からの好感度が高い佳子さまのご様子を伝えることは、皇室に関心を持ってもらうという本来の目的に大きく寄与すると思われる。宮内庁は、次のように回答する。
――公式アカウントを開設した狙いを教えてください。
「従来から、宮内庁ウェブサイト等を活用した広報や、報道機関への取材機会の提供に取り組んできたところですが、情報を、若年層を含む幅広い層により効果的に届けられるようにするため、インスタグラムによる情報発信を開始することとしたものです」
――反響の大きさをどう受け止めていますか。
「皇室に対する国民の御関心の高さに改めて身の引き締まる感じがしております」
――春の園遊会に関する投稿を除くと、皇位継承者がお二人いるにもかかわらず、秋篠宮家ご一家のお写真は掲載されていません。その理由を教えてください。
「今年4月からインスタグラムによる情報発信を開始したところですが、その内容については、まずは、天皇皇后両陛下のご活動を中心に発信を行うこととしたところです。今後については、情報発信等の状況を分析するなどし、改めて検討していく予定です」

 

 

は好調とはいえ、宮内庁の試行錯誤は続く。
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タケノコ堀りを行われた愛子さま(宮内庁インスタグラムより)
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