JR6社が来年4月から精神障害割引を導入へ 大手私鉄9社も(2024年4月11日『産経新聞』)

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JR旅客6社は11日、精神障害者と介護者の運賃を一定の条件で半額に割引する制度を2025年4月1日から開始すると発表した。

小田急電鉄京阪電気鉄道などの大手私鉄9社も同様の制度を始めると発表。国土交通省によると、既に導入済みの事業者と合わせ、25年4月までにJR6社と大手私鉄16社の全てで精神障害者割引を実施する。

国交省によると、身体・知的障害者の割引制度は、ほとんどの鉄道事業者で導入されているが、精神障害者については23年4月時点で全国の176事業者中106事業者にとどまっていた。障害者団体などからの要望を踏まえ、事業者に導入を働きかけていた。

JR6社によると、障害の重い第1種精神障害者と介護者1人が同一区間を乗車する際や、第1種または第2種精神障害者が単独で片道の営業距離100キロを超す区間を乗車する際などに運賃を割引する。