あいさつや窓口対応、手話を市職員が学ぶ 小浜市で研修会(2024年4月3日『中日新聞)

あいさつや窓口対応、手話を市職員が学ぶ 小浜市で研修会

 

 小浜市は、市職員120人を対象にした手話研修会を市役所で開いた。昨年3月に手話言語条例を制定した市は、これまで市民向け講習会を20回開催。職員研修会は初めてで、市聴力言語障害者福祉協会の奥本義和会長からあいさつや窓口対応の手話を学んだ。

 聴覚障害がある奥本会長が手話で「こんにちは」「ありがとうございます」などのあいさつや、「ご用件は何でしょうか」「ご本人さまを確認できるものをお持ちですか」と窓口対応の会話を表現。職員は奥本さんの手の動きを見ながら手話に挑戦していた。

 子ども未来課の緩詰(ゆるづめ)真由美グループリーダーは「窓口で使えるように覚えていきたい」と話した。(本田英寛)