日本保守党(百田尚樹代表)は2日、公式サイトで、先月28日の衆院東京15区補選に立候補し敗れた飯山陽氏が「疾病療養」のため同区の支部長を退任すると発表した。

理由について、選挙期間中の“妨害”にあって以降、「不眠、耳鳴りなどの症状に悩まされるようになりました」と説明し、医師から「加療が必要」と判断されたことも明かした。

同区では、立憲民主党の酒井菜摘氏(37)が須藤元気氏、乙武洋匡氏ら8人を破り初当選。一方で、選挙期間中には政治団体「つばさの党」の候補者らによる演説などの妨害行為を他候補陣営らが訴え、問題化していた。

▽発表全文

衆院東京15区(江東区支部長の異動がありましたので下記のとおりお知らせします。

■飯山陽(いいやま・あかり/麗澤大学客員教授)退任(疾病療養のため)

《異動の経緯と理由

飯山陽(いいやま・あかり/麗澤大学客員教授)氏は、去る3月5日、支部長に就任、4月28日の衆議院東京15区補欠選挙に本党公認候補として立候補し議席を争いました。

結果、敗退しましたものの、24,264もの票をいただきましたことは、飯山氏ならびに日本保守党執行部として大変光栄なことと、地元の皆様に深く感謝しております。

しかしながら選挙戦の最中、4月19日より街宣現場や選挙事務所において“妨害”に遭い、この日を境に飯山氏は、不眠、耳鳴りなどの症状に悩まされるようになりました。投開票日翌日の4月29日、専門医を受診しましたところ、「加療が必要」との診断が下りました(病名非公表)。

この非常事態を受けまして飯山氏と協議し、誠に残念かつ遺憾ながら支部長異動を決断するに至った次第です。東京15区(江東区)の皆様、とりわけ「日本保守党の飯山陽」をご支援くださった皆様には誠に申し訳なく、衷心よりお詫び申し上げます。

ただし、今後も日本保守党は東京都江東区支部を置き活動を続けて参る所存であり(当面、支部長は不在)、飯山陽氏は今後も、日本保守党の政策アドバイザー/特別党員として、その高い識見をもってご助言等いただける旨を約束しています。

今後とも何卒、倍旧のご厚情とご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。

日本保守党執行部

代表 百田尚樹

共同代表 河村たかし

事務総長 有本香

事務局次長 広沢一郎