江東区役所
検察側は冒頭陳述で、当時は非自民区議だった板津被告は、表だって木村被告を支援しにくい柿沢元議員に代わり、木村陣営の区議団を取りまとめていたと指摘。区長選と同じ日に行われた区議選で落選後、柿沢元議員から感謝を伝えられた上で、自らの政治団体で雇う形を取り、給与名目で毎月20万円を支払うと言われたとし「被告は、給与は名目で、選挙運動の報酬だと理解していた」と主張した。
起訴状によると、木村被告のための投票取りまとめなど選挙運動の報酬として、昨年6月に木村被告から100万円を、同7~10月に柿沢元議員から4回にわたり計約80万円を受け取ったとされる。
柿沢元議員は公選法違反(買収など)の罪で有罪が確定し、木村被告は同罪で在宅起訴されて公判中。(中山岳)