大リーグ、ドジャースの大谷翔平選手の専属通訳を務めていた水原一平氏の違法賭博をめぐる問題で、大谷選手が日本時間の26日早朝、取材に対応します。球団はこの取材について声明を出すのみと発表しました。
“水原氏を違法賭博の疑いで米国税当局が捜査” 米メディア
大谷選手は24日、ドジャースタジアムのクラブハウスで報道陣からの呼びかけに対して「トゥモロー」と答え、25日、日本時間の26日に取材に対応する意向を示しました。
水原氏の違法賭博についてアメリカのメディアは大谷選手の口座からブックメーカーと呼ばれる賭け屋に対して450万ドル、日本円でおよそ6億8000万円が送金されていたと報じていて、アメリカの国税当局が捜査を始めています。
大リーグ機構も調査を開始したと発表する中、大谷選手の発言が注目されていましたが球団は、当日になって取材対応は声明を出すのみで質疑応答には応じないと発表しました。
さらに写真や映像などの撮影は球団側のみで各社には許可しないということです。
一連の問題をめぐっては大谷選手が、水原氏の賭博や借金についてどの時点で認識したのかという点と借金の返済に関わったかどうかという点が焦点となっています。
当初、水原氏はアメリカのメディアの取材に対して大谷選手に借金の返済を依頼したと説明しましたが、すぐに撤回しました。
その後、大谷選手が事態を知ったのは今月20日の開幕戦の後だったと伝えられています。
大谷選手の声明がこれらの焦点に対して、どこまで踏み込んだ内容になるか注目されます。