■なぜ、あす?取材対応巡る“3要素”
26日で、発覚から5日というタイミングです。どうして、このタイミングでの会見となったのでしょうか? 中丸デスク 「このタイミングを読み解くには、大きく“3つの要素”があります。
1つ目は、情報が錯綜しているこの件に関して話すうえで、『何がどうだったのか』本当のことを精査する時間が必要だったという点があります。
2つ目は、アメリカメディアの中でも『スーパースターの大谷選手といえども、ちゃんと説明すべきだ』という論調も高まっています。
そして3つ目です。25日からオープン戦が再開しました。プレーをするうえで『説明をしないまま出場を続けていいのか』ということにもなってきます。 情報を精査する時間はほしいが、オープン戦も始まってくるということで、26日に取材に応じると言わざるを得なかったということだと思います」
■大谷選手の見解は…ポイントは「誰が送金したのか?」
そして、26日の取材の一番の焦点は何になるのでしょうか? 中丸デスク 「26日の取材の一番の焦点はズバリ、この送金をしたのが、水原氏だったのか、大谷選手だったのかという点です。
これが、最大のポイントだと思います。 アメリカのスポーツ専門局のESPNによりますと、19日に水原氏に対して行ったインタビューで、『賭博(とばく)による借金の肩代わりを大谷選手に依頼した』と水原氏は答えました。
しかし20日に、水原氏の借金について『大谷選手は何も知らなかった』と発言を変えています。 特に19日の発言について、大谷選手がどんな見解を示すのが注目されます」
■カギは“送金理由”を知っていたかどうか
送金の理由を大谷選手が知っていたのか、知らなかったのかがカギになってくるのでしょうか? 中丸デスク 「まずは、大谷選手が送金をしたのかしていないのか。送金したのは水原氏の可能性もありますから、そこがポイントになります。
仮に大谷選手が送金していた場合です。 それが『単なる借金』だという認識だったのか、それとも何らかの『(合法の)賭博による借金』という認識なのか。それとも、『違法な賭博に関わった』ということを分かっていて肩代わりをしたのか。この借金の種類の認識が非常に重要になってきます」
■質疑に答えるのかも…現時点では不明
26日の大谷選手の取材対応は、どのような形になるのでしょうか? 中丸デスク 「大谷選手がどのように答えるのかというのは、正直よく分かっていません。
26日朝5時にスタジアムが開いて、午前10時すぎに試合が始まります。その間の午前6時から午前9時ごろに取材対応するのではないかということです。
大谷選手が質問に答えるかどうかもまだ分かっていません。 もしかしたら、大谷選手が『お騒がせをしました』とだけ言って、この件の経緯に関しては弁護士から答えるというパターンもあるかもしれません」 (スーパーJチャンネル「newsのハテナ」2024年3月25日放送)
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