自民党の二階元幹事長は次の衆議院選挙に立候補しない意向を固め、関係者に伝えました。25日にも記者会見して、表明することにしています。
自民党の派閥の政治資金パーティーをめぐる問題で、二階氏の秘書は有罪が確定し、二階派も解散を決定しました。
自民・二階俊博氏、次期衆院選不出馬の意向 きょう表明へ パーティー収入不記載事件(2024年3月25日『産経新聞』)
自民党の二階俊博元幹事長が次期衆院選に立候補しない意向を固めたことが25日、分かった。党関係者が明らかにした。同日午前に東京都内で記者会見を開き表明する。自民党派閥のパーティー収入不記載事件で秘書の有罪が確定し、二階派(志帥会)の元会計責任者も在宅起訴された。
二階氏は衆院議員秘書や和歌山県議を経て、昭和58年に旧和歌山2区で初当選し当選13回。第二次安倍晋三、菅義偉両政権で幹事長を歴代最長となる約5年2カ月間務めた。
二階俊博・元自民党幹事長、次期衆院選に不出馬の意向…歴代最長の5年超にわたり幹事長務める(2024年3月25日『読売新聞』)
自民党の二階俊博・元幹事長(85)(衆院和歌山3区)は次期衆院選に出馬しない意向を固めた。25日午前に記者会見を開き、表明する。橋本聖子氏「おわび行脚」開始、便宜的に個人からの借入金として処理と説明「裏金は生じていない」
複数の自民幹部が明らかにした。二階氏は自身の秘書が派閥のパーティー収入を巡る政治資金規正法違反(虚偽記入)で略式起訴され、有罪が確定した。二階氏が率いた二階派の元会計責任者も同法違反で在宅起訴された。同派は今年1月、解散を決めた。
二階氏は当選13回。運輸相や経済産業相などを歴任した後、安倍政権時の2016年に幹事長に就任。安倍、菅両政権で歴代最長の5年超にわたり幹事長を務めた。