大相撲春場所（エディオンアリーナ大阪）の14日目に右足を負傷した前頭・尊富士は千秋楽の24日午後2時過ぎ、歩いて会場入りした。
尊富士は14日目の23日、勝てば110年ぶりの新入幕優勝が決まる一番で前頭・朝乃山に敗れた。直後に右足を引きずるようになり、車いすで引き揚げ、救急車で病院に搬送された。
24日の朝稽古（げいこ）は姿を見せず、出場できるかどうかが注目されたが、師匠の伊勢ケ浜親方（元横綱・旭富士）は自身が会場入りした際に、「（尊富士が）出る方向で調整している」と語っていた。
尊富士はその後、会場に乗り付けたタクシーから降りると、ゆっくりと歩きながら支度部屋に向かった。【吉見裕都】
