都人権啓発センターが主催した。演目「六地蔵」は、新築の地蔵堂に六つの地蔵を安置するため、都に仏師を探しに来た田舎者を、詐欺師がだまそうとする内容で、俳優たちの手話を交えた演技に、約400人の観客からは何度も笑いが起こっていた。
また、手話
狂言を始めるなど、ろう者芸術の第一人者で、昨年に70歳で亡くなった
米内山 明宏さんのインタビュー動画も流され、女優の
黒柳徹子さんから、手話
狂言を提案された思い出などが紹介された。
同センターの林勝一専門員(49)は「ろう者も耳が聞こえ
る人も並んで狂言を楽しみ、会場全体が理解を深める場になった」と話していた。