避難所で使える手話の普及目指す 聴覚障害者に救われた女性「恩返し」の災害時支援 東日本大震災から13年(2024年3月6日)

 

中村藤乃

Nakamura Fujino

1988年生まれ、沖縄県出身。中高に手話の魅力に気付き手話を学び始める。手話は、日本語や 英語と同じように、“言語”として確立されており、手話を第一言語とする聾者の“独自の文化” にも気付かされる。2019年 【手話の魅力とDeafへの理解】をテーマに情報発信をスタート。 1年間ほとんど日本語を話さず、ろう社会にどっぷり浸かり手話のみ生活を送る。そこで「日本 語と手話の違い」「聴者とろう者と難聴者の文化の違い」そして、自ら手話学習者として苦労し た経験を活かし、初心者〜中級者向けの『2ヶ月&1日30分・手話ホームステイ』オンライン教 材を制作。生徒数は580名となり短期間で数多くの検定合格者を輩出。また、オンラインの良さ を活かし「全国規模で繋がる手話仲間作り」や「聞こえの程度・環境で引き起こる文化の違い」 「生きた手話を学ぶ」をテーマに創設から4ヶ月で約220名の会員数オンライン手話コミュニテ ィー『DeafLinksAcademy』運営にも力を入れている。