立憲民主党の
福山哲郎氏の質問に答えた。福山氏が続けて「処分前に(
衆院を)解散してうやむやにするようなことはないか」と問うと、岸田首相は「今、私は解散ということを全く考えていない」と否定した。
裏金事件に関わった議員の処分を巡っては、3月17日の党大会までに決着をつけるべきだとの声もあったが、衆参両院の
政治倫理審査会(政倫審)に出席させる派閥幹部らの調整などに時間がかかり、間に合わなかった。18日午後にも、
衆院政倫審で安倍派の
下村博文元
文部科学相の審査が行われる。
16日に全国の
都道府県連幹事長らが集まった会合では、党執行部に早期の「けじめ」を促す発言が相次いだ。一方、「党紀委員会で透明性をもってやるべきだ。感情でやるのはまずい」(
石破茂元幹事長)と冷静な対応を求める意見もある。(佐藤裕介)