政府が力を入れるべき政策
内閣府は8日、国民生活に関する世論調査の結果を発表した。政府が力を入れるべきだと考える政策を複数回答で聞いたところ「物価対策」を挙げた人が昨年1月公表の前回調査から3・7ポイント増の68・1%で最も多かった。現在の生活に「不満だ」「やや不満だ」と答えたのは50・7%で、前回から2・9ポイント増えた。
家庭の生活が昨年と比べて「低下している」と答えたのは前回から3・3ポイント増の35・9%。「向上している」は5・4%、「同じようなもの」は58・3%だった。
所得・収入に「満足している」「まあ満足している」との回答は31・4%。調査方法が異なるため単純比較はできないものの、質問項目の記録が残る1986年以降、最低となった。
調査は昨年11~12月、18歳以上の男女5千人を対象に郵送で行い、回収率は61・5%だった。