震災13年を前に 約100個のろうそくに明かりともす 宮城 利府町(2024年3月8日『NHKニュース』)

東日本大震災の発生からまもなく13年になるのを前に、震災へ思いをはせてもらおうと明かりをともす催しが宮城県利府町で開かれました。

この催しは、東日本大震災の記憶が風化することを防ぎ震災へ思いをはせてもらおうと利府町が開き、利府駅近くの会場にはおよそ100個のろうそくが並べられました。

ろうそくは、仙台市を拠点に活動しているろうそく作家が手がけたもので、日が暮れ始めた午後5時ごろに明かりがともされました。

また、別の会場には小学生が描いた絵の灯籠およそ60個が1列に並べられ、通りかかった人たちはしばらくの間、足を止めて明かりを見つめていました。

ろうそくを展示した川村景太さんは「鎮魂から防災という視点で次の世代に『地震はいつか起きるんだよ』とキャンドルを通じて伝えていきたい」と話していました。

利府町の担当者は「震災と向き合いながら希望を持ち、明るく前を向いてまちづくりを進めていきたい」と話していました。