【70歳代】まだ働かせてください…二人以上シニア世帯「700万円未満」は何割?(2024年2月26日)

「高齢になっても働き続けたい」シニア就業者は年々増加中

【70歳代】二人以上世帯の金融資産保有額(金融資産を保有していない世帯を含む)円グラフ

【70歳代・二人以上世帯】貯蓄500万円以上~700万円未満は何パーセントか
70歳代・二人以上世帯で「貯蓄500万円以上~700万円未満」を達成している人はどれくらいいるのでしょうか。

金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」より、70歳代の貯蓄事情を確認します(金融資産を保有していない世帯を含む)。

●【70歳代・二人以上世帯】の貯蓄500万円~700万円未満の割合 ・7.5%
●【70歳代・二人以上世帯】の貯蓄700万円未満の割合 ・45.2%
●【70歳代・二人以上世帯の貯蓄額】平均と中央値 ・平均:1905万円 ・中央値:800万円
貯蓄500万円~700万円未満は1割未満、貯蓄700万円未満でみると約4.5割でした。

70歳代の場合、数値が大きい方に寄りがちな貯蓄額「平均値」とより実態に近しい「中央値」との開き具合にも注目すべきでしょう。その間には、2倍以上の金額差があるとわかります。

 【グラフ】「高齢になっても働き続けたい」シニア就業者は年々増加中

70歳代でも働く?着実に貯蓄を進める方法とは

老後資金を着実に積み立てるためには、毎月の給料や収入から一定額を先に貯蓄し、残りの資金で生活していくのが効果的です。

先取り貯金にはさまざまな種類があり、預貯金だけでなく積立投資もその一つとなります。貯蓄の一部として、2024年にスタートしたばかりの新NISA制度を利用するもよいでしょう。

積立投資をはじめるのに遅すぎることはありません。自身に合った貯蓄の方法を検討してみてはいかがでしょうか。

●【参考】70歳代・二人以上世帯の貯蓄額一覧表(金融資産を保有していない世帯を含む)
 ・金融資産非保有:18.7%
 ・100万円未満:5.9%
 ・100~200万円未満:4.1%
 ・200~300万円未満:2.8%
 ・300~400万円未満:4.0%
 ・400~500万円未満:2.2%
 ・500~700万円未満:7.5%
 ・700~1000万円未満:6.5%
 ・1000~1500万円未満:10.3%
 ・1500~2000万円未満:7.1%
 ・2000~3000万円未満:10.0%
 ・3000万円以上:18.3%

参考資料
 ・株式会社パーソル総合研究所「働く1万人の就業・成長定点調査」(PR TIMES
 ・金融広報中央委員会「家計の金融行動に関する世論調査[二人以上世帯調査](令和4年)」

 

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