日本テレビは21日、4月期に放送予定だった連続ドラマの制作を見送ると発表した。 同局は「小学館の漫画原作の作品を予定しておりましたが、小学館と協議の結果、4月期としての制作を見送ることにいたしました」とコメント。サンケイスポーツの取材に「放送枠は土曜午後10時台で、別のドラマを制作する予定です」と回答した。
理由は明かしていないが、昨年10月期の同局系連ドラ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家、芦原妃名子さん(享年50)が脚本をめぐるトラブルを告白直後、先月末に急死したことが影響しているとみられる。
この日、ニュースサイト「文春オンライン」は制作が見送られた作品が俳優、ムロツヨシ(48)主演の「たーたん」で、プロデューサーは「-田中さん」と同じ人物だと報じた。
関係者は「『たーたん』の原作漫画が連載中という構図も『セクシー田中さん』と同じ。再び最悪の事態が起きる可能性を避けたのでは」とみている。
同局は4月期から土曜午後9時台も連ドラ枠にし、同13日に女優、今田美桜(26)主演の「花咲舞が黙ってない」がスタートすることをすでに発表。
2枠連続での連ドラ放送は4月改編の目玉だが、関係者は「急きょ制作する土曜午後10時台のドラマの放送開始は後ろ倒しになる可能性が高い」とみており、苦難の船出となった。