昨年放送された日本テレビ系ドラマ「セクシー田中さん」の原作者で漫画家の芦原妃名子さんが1月29日に急死したことを受け、日本テレビは21日、同作に続いて小学館の漫画を原作として放送を予定していた4月期の新作ドラマの制作を取りやめることを発表した。
「小学館と協議の結果、4月期としての制作を見送ることにいたしました」と報告した。
関係者によると、代わりのドラマを制作するため準備を進めているという。「セクシー田中さん」のドラマ化を巡っては、芦原さんと脚本家がSNSでトラブルと受け取れる内容をそれぞれ投稿。芦原さんは投稿削除後に「攻撃したかったわけじゃなくて。ごめんなさい」とコメントを残して死去した。
その後、小学館は「(ドラマ制作の)スタッフの皆さまには(芦原さんの)ご意向が伝わっていた状況は事実かと思います」などとする「編集者一同」のコメントを公表。
一方、脚本家は芦原さんがSNSで指摘した内容について「私にとっては初めて聞くことばかりで、それを読んで言葉を失いました」と釈明。実態の解明が求められる日本テレビは、外部有識者と小学館にも協力を依頼し、社内に特別調査チームを設置することを15日に発表していた。