自民党は21日、派閥の政治資金パーティー裏金事件を受けた衆院政治倫理審査会を28日にも開く方向で調整に入った。松野博一前官房長官、高木毅前国対委員長、西村康稔前経済産業相ら安倍、二階両派元幹部5人が出席する。野党は参院でも政倫審開催を正式に申し立て、安倍派の世耕弘成前参院幹事長が出席を表明した。
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自民はこれを受け、2024年度予算案の採決の前提となる中央公聴会の29日開催を提案。ただ、野党は受け入れる条件として5人による正式な政倫審出席の申し出や、党の聞き取り調査の対象となった安倍、二階両派の衆院議員全員への出欠確認を求めており、予算審議の行方はなお不透明だ。