趣里が体調不良、キネマ旬報ベスト・テンで初の主演女優賞受賞も表彰式欠席 代役は塚本晋也監督(2024年2月18日)

 

映画「ほかげ」公開記念舞台あいさつに登壇した、左から森山未來、塚尾桜雅、趣里、河野宏紀、塚本晋也監督(撮影・加藤理沙)

ポスター画像

「野火」「斬、」の塚本晋也監督が、終戦直後の闇市を舞台に絶望と闇を抱えながら生きる人々の姿を描いたドラマ。

焼け残った小さな居酒屋に1人で住む女は、体を売ることを斡旋され、絶望から抗うこともできずに日々をやり過ごしていた。そんなある日、空襲で家族を失った子どもが、女の暮らす居酒屋へ食べ物を盗みに入り込む。それ以来、子どもはそこに入り浸るようになり、女は子どもとの交流を通してほのかな光を見いだしていく。

「生きてるだけで、愛。」の趣里が主人公の女を繊細かつ大胆に演じ、片腕が動かない謎の男役で森山未來、戦争孤児役で「ラーゲリより愛を込めて」の子役・塚尾桜雅、復員した若い兵士役で「スペシャルアクターズ」の河野宏紀が共演。2023年・第80回ベネチア国際映画祭オリゾンティ部門に出品され、優れたアジア映画に贈られるNETPAC賞(最優秀アジア映画賞)を受賞した。

2023年製作/95分/G/日本
配給:新日本映画社
劇場公開日:2023年11月25日

オフィシャルサイト